P/L:獅子君。

今朝の獅子君のレッスンは、現在の状況を確認しながらのお散歩トレーニングとコマンドの実行性や課題に対しての対応などの実践トレーニングです。

「座れ」「待て」の2つのコマンドでスムーズに姿勢を移行して視線を飼い主さんに向けて待つ姿勢を整えられるか?など、簡単なようですが、現実的には非常に難しいトレーニングです。1つ1つのコマンドに報酬を与えないとできない状態でトレーニングをすると連続コマンドと姿勢の維持は非常に難しくなりますので日頃のお散歩でも色々な誘惑刺激のある場所などでも安全性に注意しながらトレーニングをしてみて下さい。

都会の中では、なかなか芝生や土の上で自由運動をさせる場所は少なく、本来、体への負担や関節などの事を考えるとアスファルトの場所は避けたいところですが、全く運動をさせない事の方が健康的ではありませんので早朝の冷たいアスファルトの上は、一定の時間であればストレスの発散になります。ボールのレトリーブは、以前よりも少しいい加減になっています。よれよりも飼い主さんが嫌がる事を遊び半分にイタズラ的に行動している面も見られます。精神的な成長により飼い主さんを試す時期にもきていますので、中途半端に対応しないで、どこまでがボール遊びなのか?を明確にしてルール化してください。

アテンションとアイコンタクト、そして解除のコマンドなど、本来であれば飼い主さんがイニシャチブを握らなければいけない場面で、まだ獅子君に主導権がある状態が続いています。良く出来ている時もあれば、全く出来ない事もあるという波形の振幅が大きい時は、結果ではなく、そこに行き着くまでの過程を良く見極めましょう。以前よりも獅子君が誘惑刺激に我慢ができている事やコマンドを実行しようとする気持ちの変化がみられる事を感じ取れる飼い主さんの観察力の成長はあるようですが、良い結果を得れると、すぐに獅子君のペースに合わせてしまう傾向がありますので、暫くは飼い主さんがペースをシッカリと作りリードしていくようにしていきましょう。その中で、獅子君のほんの少しの心の変化や成長はタイミング良く誉めれるように更に観察力を高めてください。


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