カウンセリングでFIELDにお越し頂いたのは、ルナちゃん(ゴールデンドゥードル5歳10か月♀)です。同居犬のニーナちゃん(キャバリア5歳♀)と共に、今後の育て方についてのご相談と、特に改善が必要な点等についてのレクチャーをさせて頂きました。
ルナちゃんは、少しセンシティブな面がありますので新しい環境への適応段階で様々な環境刺激に過敏に反応する面を持っています。ご家族への依存も強いですので、もう少し自信を持ち自己解決能力を高められるように経験を増やしてあげましょう。馴れた環境下では、この犬種らしい活発な行動が見られますので過剰な動きや反応が吠えなどにもつながります。
現在の生活環境の見直しと、飼い主さんご家族が「犬という動物の学習」や「犬種の特性」そして「ルナちゃんという個体の性質」を良く理解し、今後の犬生が幸せに過ごせるように努力が必要です。現在のご家族の対応は、良かれと思い行っている事が本来行われなければいけない事の逆の対応になっていますので意識的に改善をしていきましょう。
ニーナちゃんは、この犬種独特の陽気さと人懐っこさがあります。それゆえ、時にはルナちゃんの興奮のスイッチを入れてしまう事にもなりますので、大きさの違いを理解しないままの動きを飼い主さんがコントロールをしていくようにしましょう。
2頭のアテンションコマンドとアイコンタクトのトレーニングなども、今まで行ったことのない事ですので、アイコンタクトをすること自体が難しくなりますし、すぐに手を追いかける傾向は、日頃の習慣的な行動ですので改善をしてみて下さい。
ルナちゃん自身の理解力はとても高いですから、どのように何を教えるのか?を飼い主さんが理解して行わないと正しく成長してくれません。
今までトレーニングをしたことのないヒールポジションなども正しく教えるとすぐに理解ができます。ニーナちゃんも今まで教えた事のない「伏せ」もできるようになりましたので、飼い主さんの根気と向上心が、そのまま犬たちに反省されます。「犬は飼い主さんを映す鏡です。」今一度、今後の取り組み方を家族会議で決めて2頭の為に取り組んでみて下さい。
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