ノーズワークトレーナークラス

本日のトレーナークラスは、パーソナルクラスでのセッションを行いました。参加されたのは、ピーク君(ゴールデンレトリバー9歳7ヶ月♂)です。以前からノーズワークの経験もあり現在も日常の生活の中にノーズワークを取り入れて楽しまれているようですが、現在の課題の改善も含めて自らのスキルアップを目的としてセッションを行いました。

ピーク君自身のハイドに対しての認識は確認できていますが、セッション頻度とトータル的な捜索時間が長くなる事で集中力が散漫になりがちになります。未去勢であるがゆえに、マーキングの意識も高い中での捜索は、充分な集中を引き出せなくなりますので、pipi→Serach→pipiのルーティーンを捜索の中に組み込み、「Serach」のコマンドと共に捜索へのスイッチを入れられるように取り組んでいきましょう。またオンリードの捜索も捜索手法としては大切なスタイルですが、ハイドに対しての捜索意欲が安定しており集中した捜索ができることが大前提となります。この時のリードの捌き方は、ピーク君の捜索を邪魔しない事がハンドラーのテクニックですし、リードが装着されていてもオフリードと遜色のない動きができる事が理想ですので、ハンドラーがリードでハイドにコントロールする事はピーク君の本来の動きを観察する機会を失う事になります。

今日のセッションでは、現状の動きからの課題の確認と、オンリードでの告知動作の強化、オフリードでの捜索と告知動作の強化、セントプールとセントコーンへの反応の違いなどに取り組んで頂きました。告知動作の現在の取り組み方は、静止姿勢の維持強化を行うには難しい方法ですので、シンプルに静止姿勢を延ばせるように取り組んで下さい。過去のセッションで、インディケーションを先行してトレーニングをするセッションを経験されているようですが、インディケーション(告知動作)を先行すると嗅覚作業ではなく行動の強化のみがインプットされる場合もあり、誤告知の要因にもなりますので、ピーク君のナチュラルアラートを引き出し強化できるように取り組んでください。セントプールとセントコーンの設定の違いでは、セントプールにおける匂いの膨張と充満、セントコーンにおける匂いの拡散でのピーク君の動きや告知の違いも確認できましたので今後のステップアップセッションで安定させていきましょう。


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