今日はFIELDでグループレッスンを行いました。参加されたのは、江真ちゃんとお友達のリアン君(トイプードル6歳10ヶ月♂9です。江真ちゃんは、CDⅠSの課目トレーニングと、それに伴うコマンドの強化トレーニングを行い、リアン君は、現在の課題の確認とトレーニングを進める上での理論をお話させて頂き、基本的な動きなどの基礎トレーニングを行いました。
江真ちゃんは、脚側停座のポジションがまだ不安定ですので、その先のコマンドの動きや姿勢に影響を及ぼしています。リードのコントロールをせずに自発的に江真ちゃんが脚側停座のポジションに素早く移動できるようにトレーニングをしてください。脚側行進の集中も中々維持できていませんので、報酬の使い方を工夫しながら指導手に対しての期待感を高められるトレーニングをしてください。
立止は、外側に膨らんでしまう癖が改善出来ていませんが、これも脚側停座修正と共に、指導手の姿勢の改善が必要です。コマンドを出す際に指導手の肩が内側に動くことで、江真ちゃんの動きは後方に移動しますので、タイミングが合えば真っすぐな立止になりますが、指導手の姿勢が真っすぐになると、肩を使えない分、立止の際の外側への膨らみが出てしまいます。これも改善が必要ですので脚側停座の改善から進めて、丁寧に改善をしていきましょう。伏臥は、先読み行動が出ている事と、伏臥の際の後肢の崩れを改善してください。
リアン君は、3歳のころから飼われていますので、今までの経緯が分かっていません。少し音に対してシャイな面も出しますし、現在の飼い主さんの対応が、リアン君の反応や行動に表れています。飼い主さんのトレーニングをする目的は、どでも落ち着いた過ごし方ができるようになってもらいたい事ですので環境への馴致や基本的なコマンドの理解が必要になります。そして、何よりもトレーニングをする上での飼い主さんとしてのスキルアップが最も必要です。
まずはアテンションコマンドとアイコンタクトの理解を深める為の基礎トレーニングですが、レクチャーでの理論を理解した後に実践して頂いても、今までの習慣が咄嗟に出てしまいますので、飼い主さんがリアン君のいる場所に動いたり、前傾姿勢が強くなったりなど、最初は中々上手にできませんでした。しかし、動きのコツを覚えたことで、リアン君のポジションもコントロールできるようになってきていますので、飼い主さんの正面でリアン君の動きを確認する事ができています。今後も基礎トレーニングを頑張っていきましょう。
また、現在の「リアン」というアテンションや「おいで」などの呼び戻しに関しては、飼い主さんとの距離間が空いてしまいます。これは、名前を呼ばれたり、呼びもどされることがリアン君にとっては、あまり良い事と関連づいていないようですので、要因を確認して改善をしてみて下さい。
今日のレッスン内でも、飼い主さんがリアン君に合わせなくなる事で、リアン君の反応や行動に変化が出てきていますので、まずは飼い主さんのリアン君に対しての対応や習慣を改善してみて下さい。
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