今日のオビディエンスグループレッスンは、MAPLE DOGにて行いました。参加されたのは、ハル君・江真ちゃんです。それぞれのペアごとの課題の修正や強化トレーニングを行いました。蒸し暑さで厳しい環境の中、課目ごとの基礎トレーニングを行いました。
ハル君は、脚側行進の際の指導手からの誉め言葉やトリーツを与えるタイミングなどが、本来のタイミングではなく、どちらかと言うと真逆のタイミングで与えられていますので、遅れる傾向が強くなってきています。指導手との同調性を高めてアイコンタクトする事を強化していますので、その動きが持続している事を誉めるようにして下さい。集中が出来ずに動きが悪かった招呼も、今日は良くできていました。伏臥と立止も1度のコマンドで実行できていましたので、出来ている事は、現状を維持していきましょう。
江真ちゃんは、様々な場面で日常の飼い主さんとの関わり合いや、飼い主さんが江真ちゃんに合わせている対応が、課目トレーニングの中に強く表れています。指導手の動き方や誉め方・トリーツのタイミングなどはトレーニングの中で身につけることができますが、その前に江真ちゃんが指導手に従う気持ちを持たない限り、課目トレーニング以外でも今後様々な抵抗感や反発心が出てくるようになります。先住犬のジャスパー君のような洋犬とは違い、自立心の強い和犬をコントロールする場合は、より一層の犬とニンゲンの関係性の明確な構築が必要になりますので、甲斐犬にしてはフレンドリーな幼少期であっても若齢期と成犬期に向かう成長段階では、心の変化が表れますので、常に観察し変化を見落とさないようにして下さい。この観察力が、関係性を深める上ではとても重要になります。
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