カウンセリングでFIELDにお越し頂いたのは、むぎまる君(柴犬6ヵ月♂)です。課題は、フードアグレッシブを含む噛み癖の改善や興奮状態の対応などです。
性格的には、とても陽気でパワフルで、この月齢らしい好奇心旺盛な動きと反応を見せてくれます。現在の課題の殆どの要因は、飼い主さんの犬を飼う上での知識不足と運動不足にあります。過去にも飼育経験はおありのようですが、日本犬は初めての言う事もあり、洋犬との違いなどに戸惑って現在に至っています。
嬉しくて飛びついて、ガブ!というパターンが多い事や、無暗に体を触ることに対しての拒否反応なども見られました。
アテンションのトレーニングでは、飼い主さんの「むぎまる」という声掛けには、完全に無視をしていましたが、後半にはアテンションにも一定の反応が見られるようになっていました。この反応で分かることは、日頃から無意識に名前と嫌な事(むぎまる君が感じている嫌な事)が関連づいていることで、名前を呼ばれると嫌な事が起きるので、無視をすることにつながっています。今日のレッスンでも、単純なお座りのようですが、短い時間で強化されれば、自発的に座るようになりますので、リードを短く持って何度も「座れ」のコマンドを連呼する事はなくなります。むぎまる君が、飼い主さんを尊敬して、飼い主さんのコマンドに従う気持ちが高まるように、これから真剣に向き合ってください。
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