今日のまめ君のレッスンは、FIELDでの基礎トレーニングと今後に向けてのレクチャーなどです。
現在の直近の課題に対しては、課題が起こりうる状況を作らずに飼い主さんが注意を払うことが要求されます。また、それとは並行して、まめ君が飼い主さんに対して従う心を育むための基本的なトレーニングを行いながら、正しい行動は「誉める」という習慣を飼い主さんが身につけていきましょう。
特に課題に対してや、まめ君に何らかのコマンドや指示を出す際に「まめ」というアテンションを使いすぎていますので、ニンゲン側からは良かれと思う事も、まめ君の立場からは「まめ」と声がかかる時には嫌な事をされることが多いようで、飼い主さんが発する「まめ」という音に対しては反応が希薄だったり、拒否反応を示したり動いても疑心暗鬼に動きます。
ですから、今後は「まめ」というアテンションを使う場合は、必ず意図的に良い事を与えられるように意識して対応してください。
お散歩の仕方や、飼い主さんの横で歩く為の基礎トレーニングとして「ゆっくり」というコマンドの導入トレーニングを行いました。
最初は少し疑いの眼差しで距離間がりましたが、後半は飼い主さんの傍で歩く事ができるようになっていました。このトレーニングで重要なのは、「ゆっくり」のコマンドを教えるタイミングと、その際に与えるトリーツの位置ですので、無暗に与えるのではなく正しいポイントで与えるようにして下さい。
「おいで」の呼び戻しに関しては、どちらかというとまめ君のペースで過ごしてきた2年半ですので、呼ばれても戻るまでには、少し時間が必要と言うか、自ら駆け寄るのではなくニンゲンが来るのを待つ感覚が強いようでした。また飼い主さんの傍まで来ても、捕まらない位置までしか戻りませんでしたので、飼い主さんの直近まで戻る事を理解させるトレーニングを行いました。
後半は、嬉しそうに駆け寄ってこれていましたので、ニンゲン側が合わせ過ぎずに、まめ君を動かすことを考えて下さい。そして、コマンドを理解して動いてきたまめ君を、「大いに誉める」この表現力が現在の飼い主さんには、欠損していますので、「出来て当たり前」ではなく少しでも出来たことを心から誉める飼い主さんになってください。まめ君の努力を理解し誉めれる飼い主さんには、必然的に「従う心」が芽生えますので、是非頑張ってください。
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