今朝のオビディエンスグループレッスンに参加されたのは、パコ君・大和君・ローキーちゃん・アメリちゃん・リサちゃんです。ペアごと課題の確認やトレーニングを進める上での改善点についてのレクチャーと実践トレーニングを行いました。
今日のレッスンで共通してお願いした脚側行進の基準の確認(100%の脚側行進)ですが、この基準をどれだけ犬に教えられるのか?が課題でした。トレーニングでは、報酬も誉め言葉も声掛けも充分に活用してもらっていいのですが、100%の脚側行進を引き出すことが中々できていないのが現状です。では、なぜ100%の脚側行進を引き出せないのか?という事を再考すると、基礎段階でのトレーニングで、100%を引き出しきれていないからという事にもなります。これからの暑い時期のトレーニングは、集中できる時間が、それほど長くありませんので短い時間の中で、効率よく徹底したトレーニングができるように進めていきましょう。
また日常の関わり合いの中に、やらせなければいけない事をやらせずにスルーしたり、犬の行動や反応に飼い主さんが合わせたり同調しコントロール下にない状態の時間が長かったりする事が続くと、この課目トレーニングでは、いくら報酬や誉め言葉が使われようと意欲的に従おうとする動きは表れなくなります。特に競技会で良い成績を収める為のトレーニングではなく、家庭犬としての飼い主さんとの関係性に重きを置く意味でのトレーニングですから、余計に日々の過ごし方に矛盾や一貫性のない対応をすることで、飼い主さんとしての威厳も期待感も薄れていきます。一定の環境下だけで、出来ている事に満足しているのではなく、どんな場所でも飼い主さんのコマンドに嬉々として反応し従える事で、どこでも安心して遊びに行けたり旅行をしたり楽しい時間を過ごすことができるようになります。時には、コマンドは犬の命を守るための見えないリードの役目もします。今一度、犬との向き合い方を考えてみましょう。
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