カウンセリングでFIELDにお越し頂いたのは、アトラ君(シェットランドシープドッグ♂4ヶ月)です。課題は、TVに対しての吠え・動くモノを追ったり吠えたり・飼い主さんの足に対しての噛み・壁や柱の破壊行動などパピー期のポピュラーな課題と犬種的な課題の混在が見られます。音に対しての敏捷性は見られますが、初めての環境下でも飼い主さんのコマンドにも反応ができますし、はじめて食べるトリーツにも躊躇もなく意欲も高い性質は、今後のトレーニングに活かされると思います。
コマンドの「Sit」「Down」「Come」は良く理解できていますし、トリーツ無しでも実行できていますし今後は環境刺激の高い状況下でも、飼い主さんからのコマンドを優先できるように無理なくステップアップしていきましょう。
飼い主さんは犬を飼うのが初めてと言う事もあり、現在の課題に対してどのように対応すべきか?非常に悩まれているようです。SNSやYoutubeなどで情報を得ても、アトラ君に適応できるかどうか?は別問題です。アトラ君の性質や課題に対しての要因を見極めて現段階で改善しておく必要がありますし、将来的に、更に課題が大きくなる事は避けるべきです。
飼い主さんの知識と技術を高める為にも「犬」という動物を理解し、今後の成長と共に変化していく性質や反応を含めて予測できる飼い主IQを高めていきましょう。
TVに対しての吠えや、要求行動としての吠えに関してはFIELDのモニターから実際にTVを見せながら状況を確認しました。ご自宅でも、吠える事で飼い主さんが反応しアトラ君のアピールが成功しているので、余計に吠えが強くなっているのも事実のようです。
吠えずに大人しく飼い主さんの足元で待つ事も充分に出来る素質を持っていますので、このような理想的な判断や行動をタイミングよく誉めて、吠える機会を意識的に増やす事が基礎作りとなりますので、アテンションコマンドのトレーニングも含めて基礎段階の構築を進めてみて下さい。
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