カウンセリングでお伺いしたのは、カノアちゃん(ラブラドールレトリバー2か月♀)のご自宅ですが、カノアちゃんは23日から家族として迎え入れられる予定です。
先住犬のオータム君(ビーグル16歳2ヵ月♂)は、昨年、残念ながら虹の橋を渡った同居犬のジョイアちゃん(ラブラドールレトリバー享年14歳)と共に11年前にトレーニングをしながら競技会などにもチャレンジしていました。
今回は、ジョイアちゃんの2代目としてカノアちゃんを迎えるにあたり、シニアとなったオータム君との関わり方とカノアちゃんのパピー期の社会化を進める為に必要な事などをお話しさせて頂きながらカノアちゃんがやってくる23日を迎える前の準備と迎えてからのニンゲン側の対応についてレクチャーをさせて頂きました。
久しぶりでしたが、臭いを覚えてくれたみたいで、しっぽブンブンでお出迎えしてくれました。16歳を過ぎ、後肢に筋肉も落ちてきていることで室内のフローリングにも工夫が必要です。当然、パピーのカノアちゃんにも同じことが言えますので、環境整備は必須事項となります。カノアちゃんの性格など見極めながらオータム君にも過度のストレスにならないように考える必要はありますが、今までジョイアちゃんと過ごしてきた経験もありますので、オータム君自身の反応を観察しながら状況判断をしていきましょう。
カノアちゃんは、社会化の大切な時期です。
ワクチンのタイミングによる屋外へのデビューを遅らせることなくワクチンプログラムと並行した社会化を進めていくことが必要ですし、社会化が遅れてしまう事は今後の犬生に大きな影響を与えますので無理なく、カノアちゃんの性格に見合った社会化を進めていきましょう。
仔犬を迎える前に、飼い主さんが予備知識を得ることは、その仔犬の大事な犬生を楽しく充実した時間にする為には必要不可欠な考え方です。今後の日本が犬の先進国になる為にも、犬を飼ってしまって問題が起きてからトレーニングをするのではなく、事前に犬を飼う前にシッカリとした予備知識を持った責任感のある飼い主さんが多くなってくれる事を願うばかりです。
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