今日のレディーちゃんのレッスンは、最近の課題に対しての対応についてレクチャーと実践トレーニングを行いました。
生活パターンを理解して、新しい環境にも充分に馴れてきたこともあり以前の環境で学んだ習慣的な問題行動が出始めているようです。新しい環境下で飼い主さんが根気強く教えてきたトイレトレーニングの確率は、かなり高確率となりコマンドの理解も進んでいるようです。「お座り」や「伏せ」のコマンドも今まで教えてもらったことがない新しいコマンドですので「学ぶ」という感覚では非常に高い学習能力を発揮し吸収します。
反面、以前の環境で無意識に習慣化された無駄吠えや台所に侵入しての食い散らかし・お散歩中の拾い食いなどの課題に関しては、環境の整備だけの対応では防ぐことが困難になりつつあるようです。そこで今回のレッスンでは「禁止コマンド」を理解させるトレーニングを行い、「やってはいけない事」に対してのコマンドの関連付けを行いました。
特に食べ物に対しての反応は非常に速く、飼い主さんの対応が追い付きませんのでオブストラクションを設定した状況で正しい行動をレディーちゃんが選択できるようにトレーニングを行いました。
禁止コマンドを教える際には、色々な方法がありますが、今回は室内でオンリードの状態で行い落ちているトリーツに対しての反応の正解と不正解の選択を理解させました。正しい選択ができた場合は、シッカリと誉めてあげる事が大切です。
色々なトラップでレディーちゃんの判断を確認する必要がありますが、不正解の行動に対しての禁止コマンドだけではなく正しい行動に対してのタイミングの良い評価(誉め)は、更に大切で必要不可欠です。
右側の画像のように飼い主さんを意識して行動できるようにすると拾い食いの課題には結びつかなくなりますし、このアイコンタクトの状態がベースとなるように考えると、視線が外れたり急に逆方向に引き出す行動が出た時に適切なタイミングで阻止する事ができます。
またトリーツの与え方なども、トレーニングの当初のアイコンタクトとアテンションの関連付けを考えた与え方になっていないようです。
名前を呼んだらアイコンタクトができるように日頃から丁寧にトレーニングをしてみて下さい。教えた事への理解は、とても早く頭の良い子です。
この記事へのコメントはありません。