カウンセリングでFIELDにお越し頂いたのは、ハク君(マルチーズ1歳2ヶ月♂)です。今までにもお預けのトレーニングなども経験されているようですが、飼い主さんが思われている課題の改善や将来に向けての取り組み方について明確な指針が無いこともあり、どのように育て成長させるべきか?をお話させて頂きました。
飼い主さんも、初めて犬を飼うと言う事もあり、SNSや今まで犬を飼った経験豊富な方からのアドバイスに基づいてハク君と向き合っていらっしゃるようですが、小型犬とはいえ未去勢の♂犬の場合には、本能的なマーキングや、他の犬への反応なども成長と共に変化が表れます。この変化を未経験の飼い主さんに予測したり事前の対応を考える事は不可能ですので、今後の成長を良く観察してハク君の変化に対応できる知識と技術を身につけて頂くことが必要です。
第三者に対しての友好性はありますが、他の犬に対しては少し警戒心が強いようです。これはパピー期や今までの経験からの反応のようですので無理のないように進めていきましょう。アテンションコマンドに対しての反応は、ありますので今以上に強化をして、誘惑刺激が加わっても飼い主さんからのコマンドを優先できる関係性を構築していきましょう。
自己主張による要求吠えなど、いくつかのシチュエーションで強い吠えも見られます。この吠えのコントロールは、今後の課題ですのでハク君に伝わりやすい対応を考えていきましょう。また、基本ベースとなる「誉め」に関しても、表現力を豊かにしてポジティブトレーニングの基準を構築してください。
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