久しぶりのレッスンとなったブルース君は、6か月を過ぎ心身共に順調に成長をしているようです。そしてパワーも出てきていますし、色々なモノに興味津々。飼い主さんのコントロールが中々できなくなってきているようです。
今までのパピー期のトレーニングから、ステップアップさせながら現在の月齢や認識を理解した上でトレーニングのアプローチを考えていきましょう。
人も犬も大好きのようですから、お散歩などでも色々な反応を示します。その対応を冷静に行えるように飼い主さんはブルース君の動きや反応の予測ができるようにしていきましょう。成長と共に、♂犬としての本能的な反応や行動も出てきますので、パピー期と同じような考え方では同じ結果を得られなくなります。
「待て」のコマンドの強化に関しては、環境刺激の少ない条件下でミスをしないように繰り返し行い強化していきましょう。
距離よりも時間を延ばし、飼い主さんに集中が出来るような「待て」が理想です。今日のレッスンでも、まずは10秒の「待て」が出来ていましたので少しずつ延ばしていきましょう。
運動をさせる上でもレトリーブの理解は大切です。現状のボールのレトリーブを見させて頂くと、決してブルース君が飼い主さんへ積極的にレトリーブしてボールを渡す行動として理解できておらず、どちらかというと、奪われないようにしているようなそぶりがあみられます。
そこで、これを改善するためにロープでの引っ張りっこをベースにして、本来のレトリーブへの意識を高め積極的に飼い主さんへロープを持ってくるようにステップアップできました。
このトレーニングにも、いくつかの守らなければいけないルールがありますので、ブルース君が飼い主さんのコマンドで楽しそうにレトリーブ出来るように進めていきましょう。
また基本的な「座れ」や「アテンションコマンド」に対しての強化トレーニングは必須ですので例外がないように対応してください。
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