早朝からのくま君のレッスンは、お散歩トレーニングです。前回のお散歩の状況を踏まえ、今までは少し物怖じしていたコースを他の犬と共に歩くことで、くま君への自信につながるような設定を考えながら進めてみました。
大型車の排気音やフレームがきしむ音などに対しての反応はあるものの、極端な逃避行動に移ることはありませんし、トリーツへの反応も安定しています。初めての経験に対して、とても敏感であることは事実ですので無理のないように馴致させること考えていきましょう。あまり、飼い主さんの方が神経質に考えすぎてしまうと馴致の経験が遅れますので、現在の月齢から段階的に進めるべきです。
大通りの車の往来が多い場所に来ると、耳の動きとシッポの動きが変わります。くま君のメンタルの変化が、様々なボディーランゲージとして表れますので飼い主さんは、良く観察できるようにして下さい。
苦手な場所の1つである踏切。電車の通過を教える警報機の音に対して距離を置きながら安定してトリーツを食べれるかどうか?の確認をしながら馴致を進めて下さい。無理に距離を縮める必要はありません。安定している距離を求めることが大切です。
横断歩道で「座れ」のコマンドを理解し実行できることは、メンタルが安定しているからです。シッカリと誉めてお散歩中に飼い主さんへの意識が向くように声がけをしてあげるのも必要です。あまり興奮して引きが強くなる場面もありますが、飼い主さんと一緒にゆっくり歩けるようにお散歩の中でトレーニングをしていきましょう。
今までのくま君への対応の中で、飼い主さんがくま君の視線の位置まで顔を下げて呼んだり、トリーツを手の高さから与える習慣になっているようですので、くま君が飼い主さんを見上げてアイコンタクトをする基本的な姿勢を理解させて関係性を築く上での基礎としましょう。但し、根本的にはシャイで怖がりな性質ですので、見知らぬ第三者で得に男性に対しては、時間を掛けながら馴らすことが大前提ですので、その際に、あまりアイコンタクトを強要しないように注意して下さい。
次回は、苦手な車へのイメージ改善や、乗車への誘導と強化について考えてみましょう。
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