P/L:ルイジ君。

夕方からのルイジ君のレッスンは、今回のレッスンの大きな課題であるお散歩トレーニングです。引き癖と他の犬に対する吠えの改善です。室内での甘えん坊のルイジ君とは違い、屋外に出た瞬間に周りへの意識が強くなり飼い主さんへの意識が一気に減少します。

まずは現状を見させて頂くと、ルイジ君の引く方向にまずは着いていきながら、エネルギーを発散させてから帰り道をゆっくり歩けるようにというお考えでお散歩をしていますので、臭い嗅ぎも自由ですしマーキングも自由ですので引く力は尚一層強くなります。勢いのまま進む先に他の犬を見つけたり吠え声が聞こえる度に、ルイジ君も吠えて応戦しますので、その場を立ち去るしか選択肢がないお散歩が現状です。

お散歩の中で、引き過ぎることをコントロールしようとして一旦停止することは実践されているようでしたので、飼い主さんのリードのコントロールで「Stay」として一時停止は出来ますが、動き出すと同じように引いてしまいます。今日のレッスンでは、「ゆっくり歩く」という意識を繰り返し徹底し、お散歩全体のスタイルを変更しルールの中でお散歩を実践できるようにトレーニングを行いました。

今までのルールからは、かなりの違いがありますので飼い主さんからのフィードバックも例外を作らずに徹底していく事と、飼い主さんからの意思が伝わり、ルイジ君が少しでも理解できてきた反応や行動が見られた場合は、タイミング良く誉めてあげましょう。

臭い嗅ぎとマーキングも必ず許可制にして、飼い主さんがイニシアティブをにぎるようにしていきましょう。公園など飼い主さんが任意に決めた場所での臭い嗅ぎは、少し時間をかけて充分に満足させる時間を作ることもルールを理解させるポイントです。また他の犬に対してのアグレッシブな吠えや、周りから聞こえる他の犬の吠えに対して応戦する吠え声に対しても、毅然と対応していかないと興奮をおさめることはできませんし、中途半端な対応は、この課題の興奮を更に助長させますので注意が必要です。

まだ気を許すと、すぐに引きが強くなりますので、飼い主さんの意識改革をしながら正しい行動を理解させて楽しいお散歩ができるようにしていきましょう。ご自宅での基本的なコマンドへの実行性は少しずつ向上しているようですので安定した時間で基本的な関係性を構築しながら、また課題に取り組んでいきましょう。


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