オビディエンスグループレッスン

今日のオビディエンスグループレッスンに参加されたのは、トナ君・ローキーちゃん・ブルース君&リンゴスターちゃんの3組4頭です。

ブルース君は、先週のレッスンの改善点を含めて指導手も考えながらトレーリングを組み立てたようですが、先週のブルース君の集中と今回の集中は差がありますので、先週と同じように行ってもトレーニングの理解が進んでいるのか?というと疑問が残ります。同じようなパターンで行うことで理解を進める段階もありますが、全てがパターン化されてしまうことで期待感もなくなりますし、集中力も低下します。報酬としてのPULLERの使い方も考えながら行わないと、脚側行進の次の集中につながらなくなります。視線の高さも一定の高さを維持できつつありますが、ブルース君が正しい視線を維持して脚側行進をしている状況を誉める事が重要であり、視線を維持してもらいたいから誉めるという誉め方ではありませんので、この2つの意味の違いを理解してトレーニングをしていきましょう。


ローキーちゃんは、前回に引き続き脚側行進の精度の向上トレーニングですが、視線が落ちてしまう際の対処の頻度が多くなり、紐付きの脚側行進のイメージが悪くなっているようでした。リードでの指示の出し方も、単に出すことは簡単ですが、タイミングや指示のイメージを考慮して合図としての意味合いで理解をさせていくと意欲の低下はなくなります。ただ、この指示が多くなるという事は集中できていない事ですのでステップアップを急がずに進めて下さい。紐なし脚側行進では、紐付きよりも意欲的ですが環境刺激への反応も強くなりますので、紐付き脚側行進での精度の向上を今後も進めましょう。伏臥の視符のみでの実行が、前回よりも良くなっています。実行後の脚側停座への移行に関しても前足があまりバタつかない程度の改善してみて下さい。全体的に指導手の体のひねりによる体符が多くなっていますので気をつけるようにしてみてください。


リンゴスターちゃんは、脚側行進の遅れに関しての改善トレーニングを進めていますが、今日の脚側行進は集中力もあり遅れが少ない脚側行進でした。紐付き脚側行進でも指導手との同調性も出てきていますので、現状を維持しながら更に安定させていきましょう。 課目終了時の脚側停座へのポジショニングも、今日は、バタつきがありませんでしたので、シッカリと視符で脚側停座の位置をリンゴスターちゃんに理解させて不必要な動きは無くして下さい。 伏臥の実行速度の向上に関しては、現在のように視符を出して実行速度を意識させますが、徐々に視符を出す出し方をコンパクトにして最終的には声符のみで最低限の実行速度を維持できるようにして下さい。


トナ君は、レッスンのたびに少しずつですが成長が見られます。室内でのトレーニングは、あくまでも室内の基礎トレーニングですので、屋外でも同じように出来ることにはなりません。室内で出来たことを、如何に屋外で再度出来るようにトレーニングをしていくか?が将来的に安定したコマンドの実行性につながります。脚側停座へのコマンドへの反応も以前よりも速くなってきていますし、実行性も維持できるようになっています。しかし、まだ集中してトレーニングを続ける時間が長くありませんので、指導手がトレーニングを押しつけづに、現状の集中できる時間内でトレーニングを組み立てながら、短いセッションを何度か繰り返しながら、集中できる時間を延ばしていきましょう。脚側行進の際に、指導手の左手がトナ君の鼻を触っていますので必要のない動きをせずに、精度の高い脚側行進を目指していきましょう。集中した姿勢で、5m程度は脚側行進ができるようになっていますので「ついて」のコマンドでの1歩目を大切にしながら今後もトレーニングをしてみて下さい。


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