久しぶりのレッスンとなったぼたんちゃんは、最近の課題として飼い主さんが呼んでも飼い主さんを見てくれない(無視をする)という行動が目立つようになってきたようです。また、お散歩も飼い主さんと一緒に歩く事よりも他の犬や鳥に対しての反応が強くリラックスしたお散歩が、中々できていないようです。
アテンションコマンド(名前)を呼ばれた場合、飼い主さんへのアイコンタクトも同時にできるように教えるのですが、このアイコンタクトが、現在はハンドコンタクトになってしまっています。これは、飼い主さんがトリーツを手の中に隠してアテンションで反応したぼたんちゃんに、手の高さからそのままトリーツを与えている為に、アイコンタクトをせずに手の動きだけを見るようになっています。例えば、何かに反応して飼い主さんが呼んだ場合でも、こちらも見せる為に、トリーツを掴むゴソゴソという音で反応しているだけ、本来のアテンションに反応している状態ではなくなっています。改善する為には、もう一度、基礎トレーニングを細分化して確実にアテンションとアイコンタクトを関連付ける事とトリーツだけに頼るのではなく「誉める」という行為が非常に少なくなっていますので、正しい行動をタイミング良く誉める事を先決に考えていきましょう。残念ながら、現在の関係性では誉められてもぼたんちゃんが嬉しくて尻尾を振るという反応が見られていませんので、飼い主さんから誉められる事が嬉しい!と思えるように日頃の対応を改善していきましょう。
学習能力の高い事から、飼い主さんの無意識の手の動きや声の掛け方など、その先の結果を先読みしていますし、それがパターン化し飽和状態になっていますので、飼い主さんへの期待感が低い状態です。習慣化した無意味な報酬は与えないようにしながら、公園などの刺激レベルの高い状況下での使用を心がけて下さい。お散歩に関しては、コマンドで傍を歩かせるのではなく、臭い嗅ぎのコントロールを行いながら、正しい行動に気づき、飼い主さんと一緒に歩けたら誉めるようにしていきましょう。また、場所を任意に考えて開放し、臭い嗅ぎを自由にさせるようにして下さい。お散歩以外のオビディエンスの基本的なコマンドも、解除のコマンドの理解が進んでいませんので、ご褒美が解除の合図にせずに、必ず解除のコマンドで終わらせるようにルールを決めていきましょう。
-I speak Dog too!!- with sarada
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