本日は、なないろ動物病院にて日常の愛犬との関わり合いの中の疑問や悩みを解決する上でのヒントや切っ掛けをつかむための飼い主さんのお勉強の時間となりました。
保護犬を飼われている方も多くいらっしゃり、現在の課題の要因などが分かることで、改善への1歩を踏み出すことができますし、その1歩をどのように進めればよいのか?というアプローチの方法も知ることができたと思います。
ココちゃん。怖がりですが、ご自宅のテリトリー内では安定しているようですのでご自宅での飼い主さんからのコマンドに対しての実行性を高めるようにしていきしょう。社会化の不足や本来の性質から他の犬も苦手なようですので無理にコミュニケーションをとる選択よりも落ち着いて居られることができるようにしていきましょう。
シェリーちゃん。レッスン開始時には、ドキドキで怖がりで…。という飼い主さんでしたが、時間が経過するにつれて、本来のシェリーちゃんの素の部分がでてきました。確かに怖がりですが、環境への馴致能力もあり気の強い面も持ち合わせていますので、その時々でシッカリと飼い主さんはシェリーちゃんをコントロールしてください。
花ちゃん。生活リズムが静かな日と騒然としている日に分かれてしまい、飼い主さんが一緒に過ごす時間が少ない事もあり中々心の扉がフルオープンにはならないようです。花ちゃんの安らげる場所を中心に少しずつ世界を広げて上げれるようなスモールステップアップな対応を心がけてみて下さい。
マロン君。自己アピールが強く元気なトイプードルらしいトイプードルです。ただ、マロン君のペースに乗せられてしまうとニンゲン側もエンドレスになります。「お座り」を効果的に活用して「ON」と「OFF」のスイッチの切り替えができるようにしていきましょう。アテンションへの反応も素早いですからエネルギーの発散ができるようにしてあげて下さい。
モナカちゃん。怖がりでクレートから中々出てこれませんでしたが、一旦出ると時間を変えることで落ち着く事も出来ていました。トリーツにも反応できていますし課題である他の犬への興味は、今回のような空間よりもお散歩中の一定の条件がある場合のようです。ロックオンで伏せた際の対応や飼い主さん自身の取り組み方を改善しながら1対1の時間から進めてみて下さい。
ココちゃん。現在トライアル中という事もあり飼い主さんとのコミュニケーションをこれから深めていく時期でもありますが、基本的に怖がりですので、すぐに隠れられる場所を探す傾向があります。ただ、オープンスペースでも充分に馴れることができる心の余裕も持っていますので、ココちゃんの場合は、積極的に飼い主さんとのオープンな時間を作るようにしていきましょう。
おまめちゃん。今日は、初めてのハーフチョークの導入でしたので今までのようにハーネスを装着するたびに挌闘する事は無くなります。ただ、首輪に馴れていない分、抵抗感がありますので実践トレーニングで行ったようにヒールポジションでゆっくり傍であることを教えながら馴らしていきましょう。人懐っこい良い性質ですからこれからも、この人懐っこさが維持できるように明るく育てて下さい。
ゆめちゃん。とても音には敏感ですが、トリーツに対しての意欲も高くコマンドの理解も正しく教えると理解も早いですから焦らずに生活で活用できるコマンドを教えていきましょう。嫌いな音や環境に対しては、大盤振る舞いの報酬を与えるなど意表を突く飼い主さんの工夫が怖い対象よりも飼い主さんへ気持ちを向かせるためのテクニックになります。
コロンちゃん。食餌のえり好みやムラに関しては、与え方を見直していきましょう。船体的に飽和状態の生活のようですので、飼い主さんに対しての期待感も希薄になります。可愛いのでついつい要求に応えたり、飼い主さんが犬の要求の先読みで動いてしまったりという事にも現在の課題の要因にもなっていますので1つずつ見直してみましょう。
本日は、長い時間お疲れ様でした。また皆さんの成長を見させて頂くのが楽しみです。
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