久しぶりのレッスンとなったアビーちゃん&テオ君は、課題であった「伏せ」の強化が目的でしたが、しばらくレッスンをお休みしたことで、飼い主さんの対応がオリジナリティーが強くなり、本来のトレーニングの方法ではなくなってしまい、上手にコミュニケーションが取れない状態にあっていました。
特にアビーちゃんとパパのペアは、パパからの指示がアビーちゃんの意欲を低下させていますし、反面、パパはアビーちゃんの動きに合わせすぎてしまい、コマンドをシンプルに実行できない状態です。基礎トレーニングに戻りアテンションとアイコンタクトのトレーニングでも、一旦呼び戻す場合に、パパがアビーちゃんの動きに動きに合わせて動くために、アビーちゃんの集中は散漫になります。
またトリーツの与えるタイミングや頻度がパターン化していますので、アビーちゃんに先読みさ解除のコマンドが全く機能していません。
ヒールでの歩行もリードが着いていることで一緒に動いていますが、オフリードではパパのコマンドに従う気持ちが希薄になっています。再度、アビーちゃんとの関係性を見直して丁寧に1つ1つの動きを確認しながらパパが主導権を握れるようなトレーニングをしていきましょう。
テオ君は、日頃からママとの秘密特訓で関係を深めているようですが、少し太り過ぎの様子です。夏季期間の運動不足と共に、必要以上の摂取カロリーが要因のようですが、フードの見直しと運動量を上げることを考えていきましょう。
現在理解しているコマンドに関しては、一定の実行性はありますが更に精度を上げることを目的としましょう。ヒールでの動きも、バラつきが見られますのでトリーツの誘導無しでも動けるようにステップアップしていきましょう。
オフリードの状態でもヒールポジションでの歩行も一定の距離はできますが長続きしていません。こちらも丁寧にトレーニングを考えながら進めていきましょう。
「待て」の10m離れる設定は、アビーちゃんの視線がパパではなくママに向いているのが気になります。コマンドを出した人に対してアイコンタクトを維持するように教えていきましょう。
さぁもう一度、基礎からシッカリとトレーニングをして苦手なことに対して真摯に向き合い克服できるようにしていきましょう。
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