P/L:ななちゃん

今日のななちゃんのレッスンは、前回のレッスン以降の改善された点の確認と、現在の課題を再確認し、その課題に対しての対応やトレーニングのアプローチについて理論的レクチャーと実践トレーニングを行いました。

目下のところの大きな課題は呼び戻しですが、それ以外にも基本的なコマンドの理解や、その基本的なコマンドのトレーニングの方法に関しての飼い主さん側の理解が深まっていない事も課題を克服する上での障害となります。パピートレーニングとは違い、1歳半という時間の流れの中で、様々な事を学習していますので、学んだ結果を修正しながら進める必要があります。

但し、間違った事を学ばせてしまったのは、トレーニングをするアプローチの方法を知らずに接していた飼い主さんからの対応によるものですので、「吠える」「噛む」「追いかける」「引っ張る」などの本能的行動を改善する修正トレーニングとは違いますので、アプローチの方法を再検証して、ななちゃんが理解をしやすい方法でトレーニングをしていきましょう。

今日は、前回のレッスン以降で改善されたサークルへの「ハウス」のコマンドの実行性が安定してきたようですので、今度はクレートへの「ハウス」へのステップアップのトレーニングについて、どのように進めれば良いのか?の実践トレーニングを行いました。

まずは、クレート内に入る事への警戒感や違和感・抵抗感を無くす段階のトレーニングを行い、クレートに対してのイメージ改善を図ります。今回は折り畳みのメッシュゲージをご持参いただきましたので、横の入り口から抵抗感が無いようにトリーツの誘導で「ハウス」のコマンドと共に中に入る事を繰り返します。抵抗感なくクレートに入れるようになったら今度は、同じようにクレート内に入ったら「伏せ」のコマンドを出して、クレート内で伏せることができたらトリーツを与えるようにします。次に入り口を縦方向から「ハウス」のコマンドでクレートに進入させますが、この段階では、奥行きがある為に警戒感や抵抗感が出ますので、侵入に対しての誘導の意味でトリーツを先行しますが、侵入に抵抗感が見られなくなった段階で、すぐに誘導のトリーツは消去してコマンドのみでクレート内に進入するようにし、クレート内に進入したら「伏せ」のコマンドを出すことで、飼い主さんの方向を向いて伏せますので、その瞬間にトリーツを与え沢山誉めます。ここまでの段階を繰り返し行う事で、「ハウス」のコマンドでクレートに入り伏せると言う動作を学びますので、少しずつ飼い主さんとクレートの距離を延ばすステップや、ゲージのドアを垂らした状態でクレート内に留まるようにするなどのステップに切り替えていきます。このステップアップも、ななちゃんの反応や理解を良く観察して進めて下さい。その時々で違う反応を見せたりしますので飼い主さんの観察力と誉めるタイミング・トリーツの位置や提示する場所なども大切な要素です。今回のゲージは、ドアが沢山ありますので、トレーニングにはとても使いやすいゲージでした。

基本的なコマンドも「お座り」「伏せ」「待て」「おいで」「ヒール」を、どのように教えるとななちゃんの理解が深まるのか?をご家族で共有して進めてみて下さい。次回は、呼びもしの修正と強化トレーニングを行いましょう。


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