本日のトレーナークラスは、トレーナー４名とアロマステージのビギナークラスには紅ちゃん・ステップアップクラスには楓ちゃん・ハイド君です。ビギナークラスは、セントプールでの告知とセントコーンでの告知までのステップアップを行い、高さの設定の経験をして頂きました。またハンドラーへの依存の観察と、捜索意欲を引き出すための基礎トレーニングについても今後取り組んでいきましょう。ステップアップクラスは、現状の告知精度の確認を行った上で、ペアごとの難易度に分けてのセッションを行い、今までと異なるオブジェクトや高さの設定と、ハイドからの匂いの大きさを変更した設定などに挑戦して頂きました。また、設定側の視点から犬の捜索意欲の低下の判断などにより、どのようなセッション内容で進めるか？終わるか？などを考え犬の疲労を考慮して進めなければ意味もなく捜索の回数だけが増え、失敗を経験させる事になります。効率の良いトレーニングを組み立てる上で必要な考え方も取り入れていきましょう。セッション間の待機の大切さは、単なるルーティーンではなく意味を持ちます。静かに冷静に待機できる事で、次の捜索セッションへの集中と意欲と成功につながりますので、待機に関しても日頃から取り組み、少しでもステップアップできるように努力をしてみて下さい。
紅ちゃんは、セントプールの設定を中心に行いました。告知の際の静止姿勢はとても安定していますので、ハンドラーから離れても意欲的な捜索ができるようにしていきましょう。捜索に対しての集中が無くなると、周りの人や犬への接近につながりますので集中力の持続も今後もポイントとなります。ハンドラーからの報酬のタイミングは、以前よりも良くなっていますので、スタートの際の出し方なども含めて更にステップアップをしていきましょう。待機の課題は、今後のトレーニングでは必ず必要になりますので是非、取り組んでみて下さい。
楓ちゃんは、久しぶりのノーズワークでしたので最初のセッションでは不安定な告知が目立ち、スクラッチなども見られましたが、セッションを重ね告知のピンポイントトレーニングを行う事で、静止姿勢の安定が見られました。また午前の最後のセッションでは、高さのある設定でセントコーンに素早く反応できた動きは、とても素晴らしい反応でした。基本的な意欲の強化を進めながら自信を持って告知ができるように進めていきましょう。また待機の課題も引き続き取り組んで下さい。
ハイド君は、以前よりも捜索のスタイルが確立されてきているようです。集中して冷静に捜索ができていますし告知の際の静止姿勢も分かり易く安定しています。難易度が上がり、時間がかかるとハンドラーの動きを読みながら動きますので、ハンドラーの立ち位置なども工夫しながら更なる強化をしていきましょう。素晴らしい捜索でした。
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