P/L 金太郎君

今朝の金太郎君のレッスンは、お散歩のルールの確認と他の犬とのすれ違いや屋外でのコマンドの実行性の向上についてのトレーニングを行いました。

前回よりもニンゲン側を意識できるようになってきていますが、今までのお散歩のルール作りが不安定で、どちらかというと金太郎君なりのお散歩でしたので、一層お散歩の最中は、臭い嗅ぎに夢中になり飼い主さんへ意識を向けずに、臭い嗅ぎの次は、他の犬への意識となりコントロールができない状態が続いています。

全く臭い嗅ぎをさせるなと言う事ではなく、臭い嗅ぎをさせる事を報酬として活用したお散歩のルール作りをしていきます。飼い主さんと歩調を合わせて歩く為には、臭い嗅ぎをコントロールしない限り飼い主さんと歩調を合わせて歩くことはできませんので、一定の距離(最初は20m程度)は、臭いを嗅がせずに歩き、臭いを嗅がせる前に「お座り」のコマンドを出し、「お座り」ができたら「いいよ」(解除のコマンド)で臭い嗅ぎをさせるという一連の流れを理解させていきましょう。

ルールの無い状態では、金太郎君が先行して引っ張る事が当たり前の日常ですので、少しくらい飼い主さんがリードで引いても、また同じポジションまで引っ張り、気になる臭いがあれば一気に引きが強まります。

「お座り」のコマンドも、地質がコンクリートやアスファルトで形成されている環境下の方が、芝生の上よりも臭いが少ない為に、コマンドへの反応も引き出しやすくなります。一方、芝生の上では誘惑臭が多い事で、コマンドの実行性は低下します。この2つの環境の選択でも、トレーニングのレベルが変化する事を理解した上で、飼い主さんはトレーニングに取り組み、誉める表現力やモチベーターレベルの違いを設けるなどの工夫をしていきましょう。以前は、中々コマンドには従わなかった金太郎君ですが、その要因は、今までの飼い主さんの対応に大きな要因があります。コマンドを出しても中々従わない金太郎君の不服従反応を、そのまま放置してしまい、その際にアテンションやコマンドを連呼し続ける癖があります。この対応を続ける事で、コマンドはコマンドの役目を果たさなくなりますので、1度出したコマンドは、どんな状況でも、どんなに時間がかかっても必ず実行させる事を徹底しましょう。また必要以上に金太郎君を困惑させたり危険が伴う場合などは、実行できそうもない環境下では、無暗にコマンドを出さないという考え方も持つべきです。

飼い主さんの意図が、シッカリと伝わるようにお散歩ができるようになると「ゆっくり」のコマンドで臭いを嗅がずに飼い主さんの歩調に合わせて歩くことができるようになります。

金太郎君に「臭いを嗅がない」という認識が出来ているかどうか?を確認する意味でも、道路の真ん中を歩くのではなく、あえて臭いがある道路の端を歩き、金太郎君が誘惑臭を無視して「臭いを嗅がずに飼い主さんに歩調を合わせて歩く」という行動が出来ている事をシッカリ誉めましょう。その後、一旦「お座り」をさせて解除というお散歩のスタイルは、レッスンの後半で出来るようになってきています。しかし、今までの習慣は、かなり固定されていますので、飼い主さん自身の認識を改善していく事を考えましょう。このコントロールができるようになる事で、他の犬への意識やコマンドへの反応が一段と変わるようになります。


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