今日のテンテン君のレッスンは、ノーズワークではなくコマンドの基礎トレーニングです。現在でも出来ていると思うコマンドも実は、本当に理解している訳ではない事もありますので、飼い主さんが本来のコマンドの意味を理解しながら、トレーニングは楽しく行い日常生活の中に活かせるようにしていきましょう。
「お座り」のコマンドから「待て」の基礎トレーニングを行う場合には、飼い主さんの正面にテンテン君をお座りさせる必要がありますが、この正面というポジションが、「待て」で離れる際に、離れる飼い主さんの方向にお座りをさせるという認識で「お座り」のコマンドを出します。
左側の画像は、テンテン君が飼い主さんの離れる方向に座れていませんが、右側の画像は真っすぐに座れていますので「待て」で離れることができています。
テンテン君は、飼い主さんと離れるのがとても苦手ですので、このコマンドのトレーニングは短い距離と短い時間で少しずつ進めていく必要があります。何度も飼い主さんは、テンテン君の元へ戻る事でテンテン君の意識も、その場でとどまる事が出来ていましたので、少しステップアップをする意味で、飼い主さんの姿勢を変化させるレベルにステップアップしてもらいました。
特に、飼い主さんが「しゃがむ」という姿勢は、犬を呼び込む際に使われますので、自然に犬は動きやすくなります。テンテン君も何度か動きてしまい、やり直していますが最後は、スマホで写真を撮るというステップまで進むことができました。
新しいコマンドとして「伏せ」と「ヒール」の導入トレーニングにもチャレンジです。
これは、導入時はトリーツを使いポジションの誘導と理解を深めさせますので、飼い主さんの誘導の際のスキルが求められます。単純にトリーツを見せるだけではなく、トリーツをどのように動かしてコマンドとポジションを理解し関連付けさせるか?を考えながら進めていきましょう。
飼い主さんは沢山工夫をして、テンテン君は楽しいトレーニングの時間になるようにすることを目指して、生活の中に取り入れてみて下さい。
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