今日のミーナちゃん&かん太郎君のレッスンは、近況報告と最近の課題に対して取り組む場合に必要な要素などについてのレクチャーと実践トレーニングなどです。
日々のトレーニングの最中に第三者からの評価の声掛けが多く聞かれるようになっているようで、飼い主さんとしては、とても励みになっているようです。特に2頭をシッカリとコントロールできるようになると周りからの評価も高くなりますし、尚一層のレベルアップをしていく目標にもなりますね。
目標の1つである2頭同時のお散歩に関しては、ミーナちゃん・かん太郎君それぞれが好きなポジションで動くために、飼い主さんが思う理想のポジションでのお散歩にならないようです。先住犬のミーナちゃんんと培ってきた関係性とかん太郎君が加わり新しいパックとなってからの関係では、少し感覚のズレがあるようですし、パピー期から向き合い方を決めて育ててきたかん太郎君とは、性質も性格も性別も違いますので、それぞれの個性を理解した上で、飼い主さんがイニシアティブを握る為には、どのように対応すべきか?を考える事が一番の改善策です。
お散歩中に同調性が無く、お互いに遊びを仕掛けたりする行動を最小限する為や飼い主さんに対しての期待感やワクワク感を強化する為にも、飼い主さんが上手に遊べるということは欠かせない事なのですが、この「飼い主さんが遊ぶ」ができない飼い主さんが多いのも事実です。遊べないので犬同士を遊ばせるドックランを優先しがち。一概には言えませんが、他の犬との遊びの方が魅力的になれば、飼い主さんの存在が希薄になり「呼んでも来ない」「コマンドを理解してくれない」という課題に結びついたり犬同士のトラブルから「犬が苦手」という他の犬に対して吠えや威嚇という課題に結びつきます。家族として迎え入れたのですが、責任をもって遊びましょう!
かん太郎君との遊びも、どのように遊んでよいのか?が、わからずオモチャも与えっぱなしの状況ですので「持って来て」のレトリーブは、教え切れていません。そこで、今日は「持って来て」のレトリーブを理解させる為のトレーニングを進め、飼い主さんへのリスペクト感を1段階レベルアップして頂きました。
最初は、そんなに強く引っ張れなかったかん太郎君ですが、後半には引っ張りっこに強い興味を示し全力で引っ張れるようになりました。この一連の流れに中に、「持って来て」というレトリーブの基礎が隠れていますが、引っ張らせ方・飼い主さんへの集中のさせ方・かん太郎君の自発性の引き出し方・誉める表現のし方・飼い主さんの動き方をバランスよく行うことで、今までは咥えると逃げて遠くでガジガジしていたかん太郎君が、飼い主さんにオモチャを持ってくるようになります。ミーナちゃんは、まずはオモチャへの興味を高めながら、かん太郎君よりも更に細分化したトレーニングをしていく必要があります。
ご自宅で、1対1で遊びながら2頭とのコミュニケーションをとりながら魅力的な飼い主さんを目指しましょう。
前回のレッスンで行った「アンダー」のコマンドの理解については、2頭共に良く理解ができていました。
それぞれを「Stay」させて飼い主さんが座る椅子のポジションを変えても姿勢を維持できています。これが周りに刺激があっても実行できるようにする事が、今後の目標でもあります。
その為にも、ミーナちゃんの他犬への積極的な無視のトレーニングを進めていく必要があります。今まで進めてきた方法を見直しながらミーナちゃんが自発的に正しい判断ができるようにトレーニングをしていきましょう。
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