P/L:かん太郎君

今日のかん太郎君のレッスンは、FIELD付近でのパブリックトレーニングです。ご自宅付近でのお散歩とは違い、初めての環境下でのかん太郎君の動きを確認しながら適切な対応を考えます。

パピー期に少し嫌なイメージを持っていた踏切の通過についても、極端な拒否反応もせずにスムーズに通過できました。

線路の金属部分は、少し躊躇が見られますが落ち着いて通過できていますし飼い主さんの声掛けにも反応ができています。踏切付近での電車の通過に対しても驚くこともなくその場にいることができています。

駅のロータリーの中にある、スーパーマーケットの前の通過では、店内から出てくる人への興味もありますが確認ができれば問題はないようです。

第三者とのすれ違いも、いつものお散歩コースでは時々しか遭遇しなくても、街の中では多くの人とすれ違いますので極端な反応は見られません。初めてのエレベーターや駅のコンコースなどでは閉塞感や音響などに対しての反応はみられましたが、落ち着いた場所まで来れれば、すぐにリセットできていました。

階段の上り下りも、飼い主さんに歩調を合わせられるようにステップアップしていきましょう。まずは、メンタルの安定性が重要なポイントになりますが、飼い主さんが必要以上にリカバリーし過ぎる事も、馴致や自立の妨げとなります。自らの経験と1歩踏み出す勇気を評価してあげるようにして下さい。

現在の飼い主さんのかん太郎君に対しての期待感とかん太郎君が飼い主さんに抱く期待感には温度差があります。室内では実行できるコマンドも屋外では中々実行できていませんが、これは周りの環境に影響されていることは事実であっても、実行できるのに周りに気持ちが向いているだけの場合が多く見受けられます。コマンドが出たら必ず実行させることを飼い主さんが理解してかん太郎君と向き合わない限り、いつまでも主導権と選択権はかん太郎君から飼い主さんには移行しませんので注意しましょう。

室内での「ついて」のコマンドの復習の際も、飼い主さんのコマンドを無視してしまう場面が多く見られます。自発性の強化でアイコンタクトなどの基礎を作れていない事と、コマンドが出た場合は1つの選択肢しかない事を理解させる対応を心がけていきましょう。


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