カウンセリングでお伺いしたのは大和君（マルチーズ2か月半♂）です。先住犬は、現在オビディエンストレーニングを頑張っているたんぽぽちゃんです。

この月齢にしては、非常にシッカリとした動き方ができ、意思表示もハッキリとしています。既に自己アピールが強く吠える頻度も多くなっているようです。物怖じせずに好奇心旺盛なのは、この月齢の絶好の社会化期ということを忘れずに積極的かつ慎重に社会化を進めてください。

他の犬に対しての社会化は、もう少し先でも構いませんので環境や人に対しての社会化を先行させていきましょう。室内のトイレトレーニングでは、チェックシートも作成して取り組んでいますので、大和君の１日のリズムを確認して成功事例を積み重ねていきましょう。

ゲージなどの設定は、問題はありませんしクレートへの無理のない慣らしの面でも現状のセッティングで問題ないと思います。ただ、ゲージなどに入れる際は、無暗に抱かずにトリーツの誘導で構いませんので自らの足でゲージに入り、出てくるように仕向けてください。

アテンションに対しての反応は、ブリーダーさんに居る時から呼ばれていますので反応は非常に安定しています。良くアイコンタクトができていますので、理想的な行動ができていることを誉めるようにして飼い主さんとの関係性を深めるようにして下さい。

一方、先住犬のたんぽぽちゃんとの関係性に関しては、無暗にニンゲンが関与せずにたんぽぽちゃんに任せながら2頭の関係を見守るようにして下さい。どちらかというと、大和君の方が強く、たんぽぽちゃんが押され気味です。たんぽぽちゃんの判断や大和君に対してのアクションが今後の関係性の流れを作ります。1日、1日の成長が早い時期ですので変化を見逃さずに観察してください。

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