2021年最初のレッスンとなったトナ君は、オビディエンスコマンドの基礎トレーニングや取り組み方についてのレクチャーと実践トレーニングです。
脚側停座の停座位置や脚側行進への移行の際の視線の維持について現状の確認と日々のトレーニングに取り入れてもらいたい方法などを実際に行ないながらトナ君の意識の変化を確認して頂きました。
脚側行進の際のポジションの認識を強化する上で左手にあるトリーツを意識させずに求められているアイコンタクトを優先できるようにトレーニングをして頂きました。最初は左手のトリーツを意識して中々アイコンタクトに集中する事ができませんし、アイコンタクトが出来た瞬間や持続している事を誉める為に誉め言葉を掛けるとトリーツを持っている手に意識が戻ることが確認できました。これにより分る事は、誉め言葉がトリーツをもらえる合図になり、コマンドを持続している事を評価されている事に関連づいていない事です。
しかし、このトレーニングを焦らずに例外を作らず一貫した対応をする事で正しい姿勢や視線が維持できるようになりますので日頃のトレーニングに取り入れてください。
伏臥と立止の課目についての実行性は、特に伏臥の実行性が低下しています。どちらかというと指導手のコマンドに対しての不服従の状態ですので何度かコマンドを出して実行させるのではなく1度のコマンドで実行する事を習慣化させましょう。
脚側停座からの伏臥後の脚側停座。脚側停座からの立止での前足の位置は、動かずに実行できていますので、立止の際のサポートが無くなるようにステップアップしていきましょう。但し、あくまでも前足を動かさないで実行させる事が大前提ですので、無理なステップアップはしないようにしてください。
以前よりはトナ君に合わせた動きが減りました。しかし様々なシュチエーションでトナ君が実行できないのは、トナ君自身ではなく周りの環境の影響が要因と考えがちですが、それはあくまでも基本的なコマンドの実行性が安定している事が大前提です。確かに環境刺激に敏感な面はありますが、楽しい事ならばどんな状況でも動ける事はすでに確認できていますので、楽しくないと成り立たないだけではなく飼い主さんである指導手のコマンドに対しては、どんな場所でも確実に従える気持ちを育みましょう。
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