P/L:タンゴ君。

今日のタンゴ君のレッスンは、最近の状況の確認とトレーニングしているコマンドの実行性や精度の強化。また新しいコマンドや飼い主さんの動き方とトレーニングを進める上での理論と実践方法などのお勉強をして頂きました。

「Sit」と「Down」も、日頃のトレーニングで報酬の与え方や役割を間違えてしまうと、すぐにアイコンタクトからハンドコンタクトになってしまいます。現在の飼い主さんと向き合って行うコマンドは基礎になりますが、今後は脚側停座の位置で飼い主さんと同じ方向を向いてコマンドを実行しますので、ハンドコンタクトではなくアイコンタクトを強化して集中力が維持できる姿勢を習慣化させる必要があります。その為にも、トレーニングの段階で注意が必要なのは、先の述べたトリーツの役割や飼い主さんの姿勢の変化です。他の位置や、前傾姿勢をとりすぎない事、肩を斜めにしないなどなど。ニンゲンは無意識に癖になる行動を起こしますので、ニュートラルな姿勢を維持しながら、その時々でタンゴ君が理解しやすいような変化を加えながらも、すぐにニュートラルに戻す努力をしていきましょう。またトリーツの与える頻度や与えるまでの時間などにも変化を与えて集中力を延ばせるように工夫して下さい。

「Stay」は、一定の距離を離れても動かない事を理解させますが、その際にも必ず飼い主さんを見続けていることを確認して下さい。余所見をしたり臭い嗅ぎをしたりする行動は、正しい「Stay」にはなりませんし、その行動を許可すると、「Stay」は余所見もできるし臭いも嗅げる事になります。また10mの距離で、最低でも30秒間の「Stay」ができることを目標にトレーニングをして頂きますが、最初から10mではなく、2mか3mくらいから、シッカリと飼い主さんにアイコンタクトができている姿勢からステップアップして下さい。そして、タンゴ君の元に戻ったら、必ずタンゴ君の左側から回りこんで後ろを回りタンゴ君の右側に移動して脚側停座の位置に立ち、アイコンタクトをしたら開放するようにしていきましょう。


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