with sarada Lodging training in MONTANA。

「with sarada Lodging training in MONTANA」ペンションMONTANAさんにてを開催いたしました。
参加頂いたのは、マル君・ゲイリー君・たんぽぽちゃん・空ちゃん&ウークちゃん・ローキーちゃん・ブルース君&リンゴスターちゃん・モコちゃん&プーちゃん・クイールちゃんの8組11頭です。

連日の「自然災害」と言われるほどの酷暑が続いている中、河口湖といえども最高気温は30℃まで上昇しました。しかし、朝夕の気温は下がりモンターニャの森を通り抜ける風は涼しく、人にも犬にも優しいひと時をもたらしてくれました。個別の課題とトライアルゲームでのコマンドの実行性の確認とプールでのスイミングでのクールダウンで1日目を終了し、2日目はマナートレーニングを含めたコマンドの使い方やオビディエンスコマンドの修正ポイントなどのトレーニングを行いました。

コミュニケーションとストレス発散

初めての相手もいれば、久しぶりの相手も・・・。そんな様々なシチュエーションでも対応できるように社会性と環境馴致能力を伸ばしながらルールの中での遊びや現在の課題や目標を見つけてもらいます。

都会では無理だけど、ここでなら充分に走って遊べる気温ですので、再会を喜んでスイッチが入りだす犬たちも多く見られました。この状態からの呼び戻しなどもトレーニングとしては大切ですし、中々設定できない環境です。

何度来ていても、飼い主さんへの依存心が強くなりすぎると指定された場所で待てない事などにも気づかされます。車へ荷物を取りに行く距離と時間を指定された場所で待てるようにリトレーニングも今後の目標!

 


 

マル君は、前回のレッスンから比較すると飼い主さんからのコマンドを無視する傾向が更に強くなっています。他の犬への友好性はも、飼い主さんのコントロール下にあることが大前提ですので、大型犬ばかりではなく小型犬への対応をコントロールしないと良い結果にはつながりません。「待て」に関しては、以前より時間が延びていますが呼び戻しに関しては、リトレーニングが必要ですし確実に戻るように飼い主さんの気持ちの強さも必要になります。初めてのプールは、ランなどで水で遊ぶ姿とは裏腹に、少し苦手なようです。一旦、水に入れば仕方なく泳ぎますが、好んで泳ぐタイプというよりもプールの周りを走っていたいタイプのようです。

 

ゲイリー君は、初めての環境下でも躊躇なく他の犬との空間に溶け込めていましたし普段からのコマンドに対しても飼い主さんへの意識が持続できていまし。トライアルゲームも、コマンドの実行性が安定していますので始めてのルールを理解し7位でした。「Sit」への反応が更にスムーズになれば、トップ3のポテンシャルは持ち合わせていますので飼い主さんのゲイリー君の能力を引き出せる為の工夫をこれからも突き詰めていきましょう。初めてのプールに関しては、最初は少し戸惑いもありましたが、ラブラドールのDNAは、すぐに水に対しての慣れ親しみが動きや反応として表われていました。

 

クールダウン

この季節、この気温は、やはりモンターニャさんのプールは大盛況。初めてのプールを経験する犬たちにもスロープで少しずつ水に馴れる事もできますが、興奮状態で追いかけっこをしながら、間違ってプールに飛び込んでしまう場合も・・・・・。

なかなか後ろ足の使い方が難しかったようでしたが、何度かチャレンジして少し泳げるようになった、たんぽぽちゃん。

たんぽぽちゃんは、初めての大型犬にも臆することなく同じ空間に居れる事はとても優位な点です。反面、飼い主さんからのコマンドに対しての反応や実行性に関しては、現在取り組んでいる目標ですので、室内での動きと初めての環境下での動きとの差は、今回のレッスンでも1つの指針になったと思われます。テーブルマナートレーニングでは、足元でリラックスできる事を目標にすることと飼い主さんが離れても待てるようにしていきましょう。お部屋でのお留守番での飼い主さんに対する依存心から来る吠えやレッスン終了時に皆が場所を移動する際の習慣化された吠えに関しては飼い主さんの適切な対応ができるようにして下さい。2日間で、たんぽぽちゃんの苦手な面を克服する為に適切な対応ができるようになった飼い主さんの成長は高く評価できるポイントです。

 

空ちゃんは、日頃の課題である他の犬とのすれ違いに関しても、今回のように何度も出会い相手の事を理解できるようになると、通常の動きとは、また一段違う動きとしても現れています。苦手な小型犬に対しても自ら積極的に挨拶ができるようになっていますし、心の安定感は、トライアルゲームなどでも呼び戻しの速度に表われていました。ヒールポジションの確立は、あくまでも飼い主さんの考え方1つで変わりますので、例外のない正しいポジションを正しく教えてあげるように誘導の技術も大切です。単にトリーツを前へ出すだけではなく、どのような速度で、どの程度の高さで動かすと理解できるか?を覚えて下さい。

 

ウークちゃんは、気温の上昇で活発に動く事は避けていますが、トライアルゲームでは飼い主さんとのコンビネーションの成長が見られ最近はコンスタントにトップ3の中に入りますのでこれからも、安定したコマンドの実行性を目指すようにして下さい。飼い主さんとしてはスピード感が欲しくなるところですが、年齢や体調を考慮すると充分な結果です。その中でも、2日目に行ったヒールポジションのトレーニングの誉めるタイミングなどを工夫するとステップアップは可能です。プールでは、やはり気持ちよく泳げていましたので今年の厳しい夏も、リハビリを兼ねたプールで楽しく過ごして下さい。

 

コマンドの意味と正しい動きの確認

現在理解しているコマンドの意味の理解度や動き・ポジションは全て飼い主さんの教え方やフィードバックと意味の理解度が犬に反映されています。現状を再確認して、修正をしたり強化を進めていきましょう。

オフリードでもコマンドを理解してヒールポジションで歩けるかどうか?または、止まったりターンをしても正しいポジションで動けるのか?を確認しながら刺激のある環境でも同じようにできることを目標にしましょう。

ローキーちゃんは、精神的にも落ち着きが見られ成犬としての安定性も出てきました。飼い主さんへの依存心が少し強いので一定のコマンドに対しての実行性は、とても素晴らしくステップアップもできていますが、改善しなければいけないポイントも多くあります。今回のようにお部屋でお留守番をしなければいけない時やランでの待機のシチュエーションでは、中々安定した待機やお留守番ができませんので今後の目標にしていきましょう。飼い主さんのローキーちゃんの能力を引き出す対応は、以前から良くなっていますのでトライアルゲームでも最近はトップの成績です。プールは、少し普段とは違うようで素敵な泳ぎを見れませんでしたが、今後も全体的なバランスアップを考えてトレーニングしていきましょう。

 

ブルース君は、普段のレッスンとは刺激レベルが違う為に思うように飼い主さんのコマンドでのコントロールや自発的な動きが出来る様な場面が少なかったようですが、前回よりもコマンドを無視することは減少しています。ただ、何度もコマンドを出さないと実行できないようにしてしまう事は、今後の課題を作る事になりますので飼い主さん側からのコマンドを出す際の注意点や応用力が求められます。トライアルゲームでは以前はリンゴスターちゃんの方が良い成績でしたが、最近はブルース君方が安定していますので、日頃の成果は、色々な場面で少しずつ出るようになりますので決められた考え方や形にはまった対応ではなく応用力と臨機応変で柔軟な考え方を身につけられるようにしていきましょう。

 

遊びの中のルールもオビディエンス

ボールなどを報酬で使う場合は、意欲が高くなり過ぎると飼い主さんからのコマンドが届かなくなります。特にボールを離させる際の「やめ」や許可を出す「OK」なども一定のルールを理解させて活用していきましょう。

 

リンゴスターちゃんは、ブルース君の動きやブルース君に対しての対応を観察しながら自らの動きやコマンドに対しての反応や判断を決めています。コマンドに従わなくても、適当に過ごせると思うと意図的に無視します。呼び戻しなども分っていながら無視をして逃げますので、飼い主さんからの意思表示はシッカリと行いましょう。リンゴスターちゃんの、心の不安定さはトライアルゲームなどにも結果として表われます。今回は「待て」と「来い」の複合的なゲームでしたので、呼び戻しには従うものの動きは意図的に緩慢です。飼い主さんが主体になれていませんのでブルース君同様にそれぞれの個性を考慮して対応しましょう。

 

モコちゃんも、プーちゃんに同調して吠える事が多く無駄に体力を消耗しますので注意しましょう。また呼びに対しての判断や反応が低下していますが、これも飼い主さんがシッカリと呼びのコマンド使う習慣がなく、小型犬の飼い主さんによくあるパターンですが、面倒になると、すぐに抱いて場所を移動させたり逃避させたりしますので自主性が観察できなくなります。シニアとはいえども、今までトレーニングをしてきているのですがシッカリ誉めていつまでも良い関係性を続けられるように対応してあげて下さい。

 

飼い主さんの認識と技術を高める

徐々に精度が向上し例外も少なくなってきていますが、折角トレーニングをしているのですから犬に極端なストレスを与えずにステップアップできるように飼い主さんのコマンドへの認識と犬のコマンドへの認識を引き出す技術を身につけるようにしていきましょう。

理想的なポジションを無理なく教える事で飼い主さんも気持ちが良くなります。その時々の感情がコマンドに反映されないようにする事は、とても難しい事ですが、情動を一定に保てるようにする事も飼い主さんの技術の1つです。

プーちゃんは、初見の犬への吠えに関しての飼い主さんの対応は未だに不安定で、必ず同じような失敗を何度も繰り返さざる終えなくなります。オビディエンスやアテンションコントロールに関しても形にはまったパターン化された事ばかりを行ってもステップアップにはつながりませんので応用力や工夫を考えて犬と向き合う事をしなければ飼い主さんの気持ちは、いつまでたってもプーちゃんにもモコちゃんにも伝わらないままになります。コマンドの区別も何に対しての区別なのか?同じ行動で2つのコマンドは犬に判断させる為の原因にもなりますので注意しましょう。

 

クイールちゃんは、暑さの中、なかなか運動も出来ませんが飼い主さんからのコマンドへの反応や実行性は、いつも通り安定しています。トライアルゲームでも2位で、まだまだポテンシャルは衰えていません。運動不足解消を目的としたプールでも久しぶりに沢山泳げましたし、良い気分転換にもなったと思います。ただ、未だに改善されない車内待機の鼻泣きも、どこまで改善していくのか?は飼い主さんの気持ち次第ですので状況に合わせて例外のない対応を選択していけるようにして下さい。

 

経験と順応性

最初は苦手だったり、できなかったりしても経験は必ず結果として表われるものです。課題を克服したいのであれば沢山の良い経験を積ませましょう。良い経験を積ませる為には飼い主さんが犬と真剣に向き合い沢山の愛情を注ぐ事です。

順応性の高い犬は、どのような環境下でも自主的に飼い主さんを意識することが出来ます。それは「経験」というトレーニングがもたらしてくれる最高の要素です。

世界的に異常気象の続いている酷暑の夏ですが、モンターニャは犬たちにとっては最高のオアシスのような場所です。参加された皆様、本当にお疲れ様でした。またおあいしましょう。
次回のwith sarada 29th Logding training in MONTANAの開催は、2018年8月25日(土)・26日(日)となっております。週末の開催となっておりますので参加お申し込みのご予約はお早目にお願いいたします。


 

 

-I speak Dog too!!- with sarada

 

 

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