今日のブルース君&リンゴスターちゃんのレッスンは、大通公園でのパブリックトレーニングです。前回のベイクオーターとは、また違う環境刺激が多くなり、飼い主さんの意識も散漫になりがちですので、適切な状況判断が求められます。
トイレコマンドの習慣化
例えば「ワンツー」のトイレコマンドを出した場合は、指定された場所でトイレができるかどうか?の確認は、パブリックトレーニングに限らず重要です。パピー期の最初に取り組む、トイレトレーニングは、犬がトイレを認識する事から始めますが、最終的には、トイレコマンドを出したら、犬がトイレに向かいトイレをする事が完成形といえるでしょう。高い認識が出来ている場合は、屋外でもトイレシーツでトイレが出来ますし、♂犬の場合は、グレーチング(排水溝の溝のメッシュで出来ている金属部分)を指定して出来たりもします。特に街の中の緑が少なくトイレのスペースが無い場所でもコントロールできる事は理想的です。
多頭の場合は、性別などにもよりタイミングが違いますので余計にコマンドは大切でですので、普段から強化していきましょう。
コマンドの応用
オビディエンストレーニングで強化しているコマンドを、環境刺激の高い状況下で、どれだけ認識し実行できるか?が本来のトレーニングの意味です。脚側停座のコマンドを出した場合、1頭であれば、いつもと同じ正しいポジションを確認しますが、2頭の場合は、ポジションがズレていても、コマンドのスムーズに従えるかどうか?がポイントです。刺激に強くなると飼い主さんの声やコマンドは届きづらくなりますので、なるべくハッキリとコマンドを出せるようにしましょう。環境に対しての適応や馴致能力が高くなると、コマンドもサイレントで可能になりますが、あまり焦らずに確実に実行させて誉める時も周りを気にしすぎて小声で誉めるのではなく強い環境刺激に負けないようにシッカリ誉めて下さい。
他の犬への対応
本来、パブリックトレーニングでは他の犬を無視できるようにする事を求められます。しかし、直近で声を掛けられた場合に、最低限の挨拶程度の対応ができるようにしておくことも安定した動きをする為には必要です。
必要以上にテンションを上げたりせずに挨拶をしてすれ違える事が理想です。
吠える犬を無視して歩く事は、段階的なトレーニングと他の犬への警戒心やネガティブなイメージを改善する為の馴致を平行しながらメンタルを安定させるようなトレーニングが必要です。
-I speak Dog too!!- with sarada
この記事へのコメントはありません。