コマンドのステップアップトレーニング
今朝のシャンティ君のレッスンは、現状の課題への対応の方法や基礎トレーニングのステップアップについての実践トレーニングを行いました。また、これからの暑い季節は、シャンティ君も飼い主さんも初めての経験になりますので暑さや運動量などについて注意点などのレクチャーをさせて頂きました。
「待て」のステップアップ
レベルアップの要素
前回のレッスンの後半に行った「待て」の基礎トレーニングですが、今回は前回よりも距離と時間を変化させながら「待て」のトレーニングのステップアップを考えて頂きました。



「お座り」で待つ。「伏せ」で待つ。どの姿勢でも同じように待てるようにトレーニングをします。今回は、5mの距離で、10秒待てていましたので、時間を少しずつ延ばしていきましょう。また、この「待て」のトレーニングでは、シャンティン君の視線がどこを見ているのか?がとても大切なポイントになります。コマンドは全て、実行中は、飼い主さんへのアイコンタクトが基本になります。ですから、「待て」の際も、飼い主さんが離れた状態で、飼い主さんを見つめている事が理想ですので、余所見をさせないという気持ちを持ちながらトレーニングをしていきましょう。
飼い主さんの動きによるレベルアップ
最初と同じ距離、同じ時間でも、飼い主さんの姿勢が変化する事で、同じトレーニングでもレベルが違ってきます。



背中を向けて離れる・離れた先でしゃがむなど、ある意味動く事を誘発する刺激を加えながらも、シャンティ君が「待て」を実行し続けるかどうか?がレベルアップになります。ですから、まずは、基本からシッカリ行わないと、失敗を多く経験させることとなり、安定した「待て」ができなくなりますので、焦らずにトレーニングを行いましょう。
解除のコマンドの意味を理解しましょう。
今までは、コマンドを実行した事に対しての報酬という意味合いのトリーツの与え方が自然に習慣化されてしまい、トリーツを貰う事が、コマンドの終わりを意味してしまっています。


今後は、コマンドを実行し続ける事に対してランダムに何度か報酬を与え、「解除のコマンド」までコマンドを実行し続ける事を理解させましょう。そして、最後の「解除のコマンド」=「OK」の際には、トリーツは与えず開放することで「報酬」の意味と関連付けるようにして下さい。現状では、無意識に意味のないトリーツを与える場面が何度が見られますので、この対応をすると「解除のコマンド」の理解は深まりませんし、いつまでもトリーツが無いとコマンドに従わない関係に傾いていきますので第一段階として取り入れて下さい。
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