目次
コマンドの基礎トレーニング
今日の春凪ちゃんのレッスンは、引き続きコマンドのシェイピングやステップアップトレーニングです。前回のトレーニングで行ったアイコンタクトのトレーニングの進捗状況を確認させて頂き、次のコマンドのステップを進めました。

コマンドの明確化
現在の飼い主さんからのコマンドは、会話の中にコマンドが存在する事が多いようです。今日のお話の中でも飼い主さんに気づきがありましたので、会話ではなく「コマンド」としてのフィードバックを心掛けていきましょう。また、コマンドを出す際には、そのコマンドを実行できる状況かどうか?という飼い主さんの判断が、とても重要です。待たせる場合なども、飼い主さんに対しての依存心が強い春凪ちゃんの場合は、トレーニングのセオリーの中の「待て」は出来ても、急に飼い主さんが傍から居なくなる環境下での「待て」は出来ない事を理解し、出来ないコマンドは出さずに係留して安全を確保して犬の元を離れる対応をする事で「待て」のコマンドは乱用せずに済みます。

誉めることの意味
コマンドと同様に「誉める」という表現が、現在の春凪ちゃんには、トリーツが出る合図という認識になっていますので、アイコンタクトのトレーニングの際も、アイコンタクトの時間を延ばそうとして誉めると、すぐに手を見るようになります。

これは、今までのトレーニングでトリーツを使う際のタイミングが早い事や、「誉める」という表現自体を教えていない事も要因です。トリックとしてのコマンドは、殆どがトリーツとの取り引きで、アイコンタクトは維持されずに、ハンドコンタクトが強くなり、一瞬一瞬の動きでしかなくなりますので、上記の「○○し続ける」という理解にはならなくなります。まずは、現在の習慣を克服して、飼い主さんの解除まで「○○し続ける」をトレーニングしていきましょう。
コメント