P/L:ちくわ君

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基礎トレーニング

3月以来となった今日のちくわ君のレッスンでは、飼い主さんがお忙しいこともあり、継続的なトレーニングの時間を確保することが難しい期間が続いていましたが、そのような状況の中での変化や課題を確認しながら、基本的なコマンドの基礎トレーニングにも取り組みました。日常生活の中で安定した行動を引き出していくためには、特別なトレーニング時間だけでなく、普段のお散歩や生活の中でコマンドを活用していくことも大切です。今回は現状の確認を行いながら、今後のステップアップに向けて基礎の見直しと理解の再確認を進めるレッスンとなりました。

トリーツありき!からの卒業

ちくわ君は、すでにいくつかのコマンドを理解しており、実行できる場面も多く見られます。しかし、飼い主さんも感じられているように、これまでトリーツを活用する機会が多かったことで、「トリーツがある時だけ従う」という行動パターンが少しずつ形成されているようです。

実際に今回のレッスンでも、呼び戻しのコマンドには反応して戻って来られるものの、飼い主さんがトリーツを持っていない、あるいはトリーツを出すような手の動きや姿勢が見られない場合には、戻ってきてもすぐに反転し、再び周囲の刺激へ意識を向けてしまう場面が見られました。これは、ちくわ君が飼い主さんのボディーランゲージをよく観察し、「いつ報酬が出るのか」を判断していることに加え、無意識のうちにトリーツが先行するコミュニケーションになっていることも影響していると考えられます。
今後は、飼い主さん自身がニュートラルな姿勢や動きを意識しながら、トリーツを見せて行動を引き出すのではなく、まずは正しい行動をしっかり誉めることを優先してみてください。その上で、毎回トリーツを与えるのではなく、間歇強化を取り入れながら報酬頻度を段階的に調整し、「トリーツがあるから従う」のではなく、「飼い主さんのコマンドだから従う」という理解へつなげていきましょう。

ヒール歩行とヒールポジションのステップアップ

ヒール歩行については、とても楽しそうに取り組めており、基本的な動作も良くできています。前向きな気持ちで飼い主さんと歩けていることは大きな強みですので、正しい動きができた際にはしっかりと誉めて強化していきましょう。

一方で、ヒール歩行についてもトリーツの有無によって実行性に差が見られる場面があります。今後は、トリーツだけに頼るのではなく、誉め言葉やコミュニケーションによる評価の比重を少しずつ高めながら、安定した実行性につなげていくことが大切です。

また、ヒールポジションについては、トリーツを与える位置や方向によって犬の立ち位置が大きく変化します。現在のポジションを確認しながら、報酬の与え方を工夫し、自然に飼い主さんの横へ収まれるようトレーニングを進めてみてください。正しいポジションが習慣化されることで、ヒール歩行そのものの安定性も高まり、よりスムーズで一体感のある動きにつながっていきます。

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