C/L:リー君

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カウンセリングレッスン

カウンセリングでFIELDにお越し頂いたのは、リー君(マルプー6歳♂)です。ご相談の内容は、吠えや噛み癖というお話しでしたが、現状を確認させて頂きながら改善へのアプローチについてお話をさせて頂きました。

リー君は性格的にシャイな面があり、社会化やさまざまな環境での経験が不足していることから、ご自宅ではチャイムや訪問者に対する吠えが強く表れています。これはテリトリー意識が高まっていることが大きな要因と考えられます。また、日常生活の中でリー君の要求に対して飼い主さんが無条件に応えてしまう場面が積み重なったことで、関係性のバランスが崩れ、自分の思い通りにならないことに対して攻撃行動として表現している様子も見受けられます。飼い主さんにとってリー君は初めて迎えた犬ということもあり、犬の学習理論や行動の成り立ちについて十分に理解する機会が少なかったようです。今回のレクチャーを通して、これまでの接し方や育て方の中に、無意識のうちに課題行動を強化してしまう対応があったことに気づいていただけたようです。一方で、FIELDは初めての環境ということもあり、ご自宅で見られるような強気な行動はほとんど見られませんでした。そのため、今後はご自宅での飼い主さんとの関係性を見直すことに加え、さまざまな環境に慣れるための馴致トレーニングも必要になってきます。

また、お散歩での匂い嗅ぎやマーキング、引き癖についても、リー君の問題というより、飼い主さんがお散歩という時間をどのように捉え、どのようなルールで過ごしているかが大きく影響しています。その反面、経験不足から環境刺激には非常に敏感で、旅行先でも物音に吠えたり、強い不安や恐怖を示したりする傾向が見られます。近々ご旅行を予定されており、それまでに吠えを改善したいというご希望も伺いました。しかし、これまで積み重ねられてきた習慣や関係性を考えると、短期間で大きく改善することは現実的には難しいと言えます。

大切なのは、問題行動だけを改善することを目的にするのではなく、これからリー君とどのような時間を過ごし、どのような犬生を送ってほしいのかという視点を持つことです。問題行動の背景を理解し、飼い主さん自身の関わり方や対応を見直していくことが、改善への第一歩となります。その上で、現状を踏まえた課題改善へのアプローチや、今後のトレーニングの進め方についてご説明させていただきました。今後は、リー君が安心して生活できる環境づくりと、飼い主さんとのより良いコミュニケーションを築きながら、一つひとつ着実に課題の改善へ取り組んでいきましょう。

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