P/L:ルーク君

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基礎トレーニング

今日のルーク君のレッスンは、前回に引き続きお散歩の引き癖の改善に向けてのトレーニングと遊んでいる最中の興奮のコントロールなどについての実践トレーニングを行いました。

遊びのルール

ボールでの引っ張りっこも大好きで楽しく遊べていますが、飼い主さんの遊び方のテクニックも強化しつつ、ルーク君には、ONとOFFの切り換えができるように、興奮だけを高める遊び方をしないようにしていきましょう。

特にボールを飼い主さんに渡す場合に、ボールを引き戻さずに固定して、ルーク君がボールを離す行動を誉めるようにしていきましう。また「お座り」で落ち着かせる事も、興奮だけを上げるのではなく冷静な中にも楽しさを引き出す事やコマンドに対しての良いイメージ作りにつながります。

お散歩のルール

もうすぐ7ヵ月となり、成長と共に♂犬としての反応が目立つようになってきています。前回のレッスンよりも引きが強くなったり匂い嗅ぎの頻度と執着が強くなるのも、♂犬の本能としては正常な反応ですが、ゆっくりお散歩をするという観点から考えると、この本能的な反応をコントロールする必要があります。

現在は、飼い主さんがルーク君の進む方向に着いて行く場面が多い事から、何の制限もなく自由に匂い嗅ぎができますので、気になる方向にグイグイ引っ張ります。その先に枝が落ちていると、枝を咥えて一休み。というパターンが習慣になると、飼い主さんからコマンドや声掛けは無視されます。現在でも、飼い主さんは無意識に「ルーク」というアテンションを多用し過ぎていますので、アテンションへの反応が弱くなる傾向にあります。

以前トレーニングをした「ヒール」はタイトなコマンドですので、匂いを嗅がずに飼い主さんと一緒に歩くという意味で「ゆっくり」のコマンドを徹底し、匂い嗅ぎをコントロールすると、自然にルーク君の視線は飼い主さんに向くようになります。このタイミングを逃さずにシッカリ誉めて、「ゆっくり」のコマンドを理解させていきましょう。

また、全て匂い嗅ぎがNGな訳ではありません。匂い嗅ぎは、犬にとって情報収集の大切な行動ですので、飼い主さんの任意のタイミングで「OK」の許可を出して充分に匂い嗅ぎをさせてあげましょう。開放の時間も飼い主さんのタイミングで終わらせて、また「ゆっくり」で一緒に歩くようにします。♂犬として匂い嗅ぎが大好きなスーク君ですので、匂い嗅ぎの許可を出す前に「お座り」のコマンドを実行させてから、そのコマンドへの報酬として匂い嗅ぎを設定する事で、「お座り」のコマンドへの反応も速くなり実行性も安定してきます。遊びでも、トリーツでも、匂い嗅ぎでも、強く執着を持つモノがある場合、その執着心を報酬に切り替えることで、飼い主さんのイニシアティブがとれるようになりますので、無条件で与えずに必ず条件付けをしていくように考えてみて下さい。

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