P/L:シャンティ君

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コマンドの基礎トレーニング

今朝のシャンティ君のレッスンは、現状の課題への対応の方法や基礎トレーニングのステップアップについての実践トレーニングを行いました。

現在トレーニングを強化している「ヒール」のコマンドについての精度を高める事と共に、普段のお散歩で使えるコマンドとの使い分けを、飼い主さんが活用できるようにしていく必要があります。この際に注意しなけないのは、コマンドのトレーニングをする際の方法や、シャンティ君の動きを確認する際の基準の確立です。

「ヒール」の基準を考える

屋外でも環境刺激の低い場所では、以前よりも飼い主さんへの集中やコマンドへの反応ができるようになってきていますので、この条件下で「ヒール」とは、どにように歩く事が「ヒール」なのか?それ以外の、少しフランクに歩く場合は、どの程度の歩き方を許容するのか?の基準を飼い主さんが設定して、その設定に基づいたトレーニングでシャンティ君の理解を深めるようにしていきましょう。

ヒールポジションで飼い主さんの左側の直近に平行に座る行動を「ヒール」のコマンドで理解させた後に、飼い主さんの左足に並行して歩けるようにトレーニングを実践していますので、このポジションを崩さずに維持できるように短い距離からステップアップをしていきましょう。

トレーニングレベルは環境刺激

匂いに対しての反応が顕著なシャンティ君のトレーニングの基礎は、芝生や砂ではない場所からスタートし、徐々に地質の変更をして環境刺激のレベルを上げる事で、トレーニングレベルが同時に上がります。

同じ芝生の上でも、ニンゲンには判断できませんが、犬の嗅覚では様々な興味をそそる匂いがするポイントが沢山あります。現在の基礎トレーニングのレベルでも、誘惑刺激に急激に反応する場合もありますので、この際のコントロールやモチベーターの使い方などは、ハンドラースキルの向上が求められますので、飼い主さんの理解と努力が必要になります。

自発行動を引き出す

環境の変化による匂い嗅ぎと、それに伴う拾い食いなどの課題に対して、「ヒール」のコマンドの導入で刺激を無視することは、今後も丁寧にステップアップを進めなければ理想のスタイルには到達しません。しかし、シャンティ君の気持ちの中にも、以前よりも落ち着きや飼い主さんへの意識が生まれる事で、自身の判断で正しい行動を維持できる時間が出てきています。ただ、この正しい行動を自らの判断で行う自発行動を、飼い主さんが観察しきれていませんので、本当に誉めなければいけないタイミングで誉められていないのも事実です。トレーニングを継続することで、あらゆる行動の中に、シャンティ君自身が正しい行動や判断をする機会が増えてきますので、今後も良く観察して自発行動を引き出し維持できるようにしていきましょう。

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