今日のまろん君のレッスンは、フライングディスクの導入トレーニングでしたが、現在のボールのレトリーブや「Take」のコマンドの理解など、まだ不安定な要素がありましたので、今一度、飼い主さんからのコマンドへの理解を確認し、どのようにステップアップをしていくか?についてのトレーニングを行いました。

以前からトレーニングをしている「アンダー」に関しては、大まかなポジションや姿勢の理解は進んでいますが、「アンダー」のポジションに誘導する動きをもう少しスムーズに実行できるようにすることを目指しましょう。またトリーツの頻度が高すぎますので、姿勢の維持の時間を延ばすことが求められます。現状は、3~5秒ごとにトリーツが出てくるペースになっていますので、正しい姿勢の維持をタイミング良く誉める事を優先し、自主解除をさせないように観察力を高めましょう。
ボールのレトリーブも、単純に投げたボールを追いかけて咥えて持ってくる流れだけを理解していますので、実際の「Take」というコマンドを理解して、「指示されたものを持ってくる」という理解には至っていないようです。同じように、「ヒール」というコマンドも、トリーツの誘導であれば、ポジションへ停座できますが、トリーツが無いと動かない状況ですので、トリーツの役割の切り換えを進めるようにしていきましょう。


飼い主さんが考える現在のまろん君の課題に対して、コマンドでコントロールできる事を理想としていますので、どのコマンドも同じように、コマンドに従う心を育まない限り、コマンドでコントロールできるようにはなりません。課題となる行動ではないから、トリーツを使うのではなく、全てに共通して、トリーツは報酬であり、取り引きの道具ではない事を理解して今後のステップアップを考えていきましょう。ただ、更にステップを進めると、トリーツを消去していく事が必要になります。その為にも、「誉め言葉」=「報酬」になるようにトレーニングの中に誉め言葉への関連付けと期待感を抱けるように表現していきましょう。
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