コマンド強化トレーニング
今日のnikoちゃんのレッスンは、前回のレッスンでご理解頂いたアテンションや実用的なコマンドのコントロールなどの点に関しての進捗状況の確認をさせて頂きました。
環境の変化による実行性の違い

「自宅ではできるけど屋外や違う環境でのコマンドの実行性が低下する」
この課題は、どのペアでもぶつかる壁の1つです。ただ、このような違いを認識できる事だけでも飼い主さんとしては、とても優秀ですので、どんな場所でも飼い主さんのコマンドを優先できるようにトレーニングしていきましょう。
犬は何を学んでいるか?

環境の変化により実行性の低下であれば、それに対する対応策も考えられますが、その対応策を考える前に、確実にできる自宅でのコマンドの実行性の基準を確認する必要があります。
例えば、「お座り」のコマンドを1度のコマンドで実行できているか?という考え方です。「5回」コマンドを出さないとお座りをしない場合、コマンドを実行したから、その努力に対して報酬を得られたと考えるのか?5回でお座りをすれば報酬を貰えると学んでいるのか?の違いは、とても大きな差です。「5回」を基準にするのか?1回を基準にするのか?を考えながらご自宅でのトレーニングを進めましょう。
トレーニングのステップダウンを活用する


自宅で出来ることは、「できるはず」と考えるあまりに、環境の変化による刺激を考慮せずに実行させることで、お互いにストレスを感じ、関係性が良い方向に向かわなくなるケースもあります。飼い主さんの状況判断と、その時のnikoちゃんの集中力や環境変化にお応じたトレーニングのステップダウンを行い、集中が安定した段階で、ステップアップにスイッチできるような臨機応変な考え方を身につけていきましょう。
nikoちゃんの行動に飼い主さんが合わせるのではなく、nikoちゃんのメンタルに気を使いながら確実に実行できるように促すことがきる事が大切です。

コメント