カウンセリングでFIELDへお越し頂いたのは、はる君(豆柴1歳8カ月♂)です。課題は、お散歩のスタイル・拾い食いの改善・クレートトレーニングなどがありますが、日常生活で活用できるコマンドの基礎トレーニングと、それに伴う飼い主さんの犬を飼う上での知識と技術のスキルアップなどが目標です。
社会化期の経験不足などが、現在の音への敏捷性に表れている面などがありますが、性質的には安定していますし新しい環境への適応能力も高く好奇心も旺盛です。パピー期に飼い主さんとの充分なコミュニケーションをとる時間が少なくなってしまった致し方のない事情もあり、基本的なコマンドのトレーニングが進んでいない事で、現在の飼い主さんからの声掛けやコマンドに対しての正しい反応や行動が成立していないようです。
基本となるアテンションコマンドに対しても、アイコンタクトではなくハンドコンタクトになっていますので修正を行い、正しい理解を深めさせましょう。「お座り」のコマンドも、本来のコマンドの意味を飼い主さんが理解した上でトレーニングをしていきましょう。今までなかなか出来なかった「伏せ」も今回のレッスンで実践できていましたので、ハンドシグナルも含めて「伏せ」を実行できるようにすることと、トリーツを誘導だけで使わずに必ず報酬に切り替えるようにして考えて下さい。また「誉める」という飼い主さんの大切な表現ができていませんのでタイミングよくはる君に伝わるようにして下さい。今後は「お座り」・「伏せ」・「待て」・「おいで」・「ヒール」など基本的なコマンドをトレーニングで理解を深め、日常生活で活用できるようにしていきましょう。
現在は呼び寄せても飼い主さんと一定の距離間を維持していますが、この距離間が現在の飼い主さんとの関係性を表していますので、今後のトレーニングで飼い主さんの直近でお座りができるように進めていきましょう。理解力も高く、はる君の本来の能力を引き出し、現在の課題と目標を達成できるように頑張っていきましょう。
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