今日のカノアちゃんのレッスンは、CDⅠSの課目トレーニングと、コマンドの強化トレーニングです。

立止のコマンドは、練習の成果が出ていますが伏臥のコマンドに対しては、２度のコマンドで実行する習慣がついていまし、右側への被り気味の伏臥になっています。練習の段階で、何度もコマンドを出して実行させ、報酬を与える方法を繰り返すと１度のコマンドで実行する確率が低くなりますし、自宅などの刺激レベルの低い環境下で、120％の伏臥を実行できるようにしていかないと、屋外の刺激レベルの高い環境下では、当然ながら実行性が低下してしまいます。また、脚側停座での指導手への集中が維持できていない事も実行性の不安定さの要因になっていますので、基本姿勢である脚側停座の精度を高めていきましょう。

脚側行進の姿勢や指導手への集中も、基本姿勢の延長線と考えてトレーニングをしていきましょう。

報酬に対しても、現在のカノアちゃんと指導手の関係では、カノアちゃんが指導手から報酬を奪い取る関係になっています。この行動は意欲ではなく主導権がカノアちゃんにある状態ですので、報酬は与えられるモノであることを再認識させる必要があります。現在の課目の動きの修正ポイントは、殆どが、この報酬に対しての意識の高さから、行動が報酬の方向に左右される事が原因です。日頃からの1つ1つのコマンドの実行性なども、あくまでも飼い主さんが主体となり行われなければいけませんので、カノアちゃんが、周りの状況を判断して自主解除をしたりコマンドを無視する事が無いように注意していきましょう。

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