3回目のレッスンとなったTrailing Group lessonに参加されたのは、ムクちゃん・アイビー君・CJ君・ジェイラちゃん・夢想君・モアナちゃんの6頭です。
ムクちゃんは、前回のレッスンをお休みでしたので今回が2回目のレッスンとなりました。まだ誘惑臭の方に意識が強く、ヘルパーに対しての意欲を高める必要がありますので短い距離で楽しく達成感のある設定を行いました。ハンドラーのリードの捌き方なども今後は改善していきながらムクちゃんの意欲がリードから感じられるようにしていきましょう。またハーネスを装着したら作業開始という認識を高める為に、ハーネスを装着しての排泄はさせないようにルールを確立してください。
アイビー君は、とても活き活きと安定した捜索ができるようになってきています。ヘルパーの方向が明確な段階と一時的にブラインドにした設定では、勢いは違いますが、シッカリと臭跡を確認しながら進むことができていますので、これからの成長を感じられるようにハンドラーの観察力を高めて下さい。
CJ君は、時々誘惑臭への反応が見られ作業が中断してしまう場面はあるものの、確実にトレーリングの現在の段階のトレーニングを理解しつつあります。屈折の際のネガティブ反応も出始めていますので、物品に対して確認する反応は、タイミング良く誉めながら但し方向に無理なくハンドリングするスキルをハンドラーは身に着けるようにして下さい。
ジェイラちゃんは、最初の設定ではヘルパーに対しての意欲よりもハンドラーからのプレッシャーのバランスの方が強かったようですので少し動きに力強さがありませんでしたが、後半はシッカリとヘルパーに対しての集中と意欲が安定し、良い作業ができていました。ハンドリングの際のリードの捌き方やリードそのもののクオリティーも変更していく方が、より良い捜索になりますので検討してください。
モアナちゃんは、とても動きはゆっくりですが確実に臭跡を追えるようになってきています。物品の距離が開いている設定や屈折でのネガティブが出始めていますし、その際のキャスティングの動きも見られるようになっています。モアナちゃんのペースの中で確実にヘルパーにたどり着くことが最終的には到達点になりますので現在のペースを維持しながらステップアップをしていきましょう。
夢想君は、一番パワフルなトレーリングを見せてくれますし、ヘルパーに対しての意欲や臭跡に対しての認識も高くなってきています。今回の設定でも、勢いのあまり屈折地点を通り越した時点で、明確なネガティブが表れていますので、闇雲に前進しているわけではない事が良くご理解頂けたと思います。ただ、前進する中にも一定のテンションも必要ですのでハンドリングスキルを向上させられるようにしていきましょう。
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