カウンセリングでお伺いしたのは、なないろ動物病院さんにお越し頂いた、寿司君(柴犬11か月♂)です。
ブリーダー崩壊から現在の飼い主さんの元で家族して迎え入れられた寿司君ですが、性質的にとても怖がりですので、通常のお散歩なども困難な状況です。紆余曲折があり、今回は飼い主さんが、寿司君を育てる上で、シッカリと知識と技術を習得し寿司君の今後の犬生が充実した時間になるように向き合う事となりました。
現状のお話しや、今後のステップアップは本当にスモールステップアップで、目に見えない寿司君のメンタルの変化や成長を飼い主さんが見極めて引き出せるような努力が必要です。過去の劣悪な環境下での生活を憂いて、単に優しくしても現状の寿司君の性質の改善にはつながりませんので、具体的なアプローチを考えて、飼い主さんが様々なシチュエーションに介入し、ニンゲンの暖かさや本来の愛情を正しく伝える事を考えていきましょう。
まず第一歩として、お部屋の中でリラックスができて飼い主さんの傍に寄り添う事ができるように飼い主さんからフードやトリーツを食べることができるようにすることや、お部屋の中の行動範囲を広げる為の環境整備を行いましょう。
この記事へのコメントはありません。