P/L:ブルース君。

今朝のブルース君のレッスンはオビディエンストレーニングです。前回のオビディエンスのレッスンからは少し時間が空きましたので、特に教える側の指導手としての感覚・感性・動きを再確認して頂き、ブルース君の動きや反応にどのような影響を与えるのか?を体感して頂きました。

指導手のメンタルは犬のメンタルに影響を及ぼす

特に競技会で良い成績を上げる為のトレーニングではないとは言え、その時々の飼い主さんとして・・・または指導手としての情動の変化は犬のメンタルに非常に大きな影響を及ぼします。「楽しんでいるのか?」「落ち込んでいるのか?」「イライラしているのか?」「緊張しているのか?」「集中していないのか?」など人間の様々な感情表現や深層情動は、コマンドという声のトーンや人間のボディーランゲージや時には、人間側からのストレス臭などからも敏感に影響を与えます。これはプロであっても情動を平均的に保ちながらトレーニングをする事は難易度が高いのですが、日頃から生活を共にしている愛犬とのトレーニングの場合は尚更です。

モチベーターを持っている時の自信に満ちたコマンドとモチベーターを持っていない時の少し自信のない不安げなコマンドは、すぐに犬に見破られます。常に自信をもって「必ず楽しい結果が与えられるよ」という気持ちでコマンドを出す事で犬からの信頼感や集中力は高まります。

遊び方に沢山のバリエーションがあるからこそ犬はワクワクします。ただ単にボールを与えられるだけでは、物欲を強化しているだけで飼い主さんの存在が必要なくなります。「楽しいこと嬉しい事」を与えてくれる飼い主さんだからこそ、コマンドに対しての実行性が高まり維持され向上してきます。遊べる楽しい飼い主さんであること!但し、遊びは報酬であること!犬の要求で遊ぶ飼い主さんは飼い主さんにあらず!

 

集中力と実行性の持続

今までは、長くても5歩程度で集中力が切れてしまっていた脚側行進も、10m以上シッカリアイコンタクトして維持できるのもモチベーターの出すタイミングや遊び方を工夫する事で実現します。

1つ1つの動作を分解してトレーニングし心と形をシェイピングしながら連続的な動きへのステップアップしていきましょう。

 

日々の練習が結果として表われる時

日頃の地道なトレーニングが今まで出来なかった後ろ足始動での立止を環境が違ってもできるようになってきました。特にこの画像から読み取れる大きな成長は、ブルース君のシッポの表現です。コマンドに対して集中しアイコンタクトをして立止した姿勢でシッポが大きく振れています。これが理想的なコマンドを実行している静止姿勢です。これも最近の1対1のトレーニングの成果でもあります。

 

一貫していなければ意味がない

トレーニングのための練習は意味がありません。日頃からの接し方やコマンドの実行性やコマンドを出すか出さないか?の判断など例外を作らずにトレーニングで身につけたことを日常の生活に活かせるように考えましょう。コマンドを出しておいて犬が中々実行してくれないからといって「まっいっか!」はトレーニングをしている意味がなくなります。

 


 

 

-I speak Dog too!!- with sarada

 

 

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