本日より毎週火曜日の早朝時間帯にMAPLE DOGにて早朝の時間別のグループレッスンを開催しています。開催時間帯のクラスは、AM5:00~AM5:50のクラス・AM6:00~AM6:50のクラス・AM7:00~AM7:50のクラスです。1クラス最大5頭までになっていますのでレッスンご希望の方は、MAPLE DOGへお申し込みください。
AM5:00のクラスに参加されたのは、こめちゃん(ボストンテリア8カ月♀)です。課題は、興奮した際の飛びつきやジャレ噛みなどの改善です。飼い主さんは、初めて犬を飼われる事や現在小さなお子様の育児中という事もあり、こめちゃんのエネルギーの発散を充分に出来ていない事も大きな要因のようです。
また課題となっている興奮を伴う飛びつきやジャレ噛みは、興奮度が高まると噛む行為がエスカレートする場合もありますので、単なるジャレ噛みと判断せずに、飼い主さんからのコマンドに従える心を養う事が必要です。アテンションとアイコンタクトなどが基本的なコマンドのスタートですが、日頃から名前を様々なシチュエーションで使いすぎている事や、マイナスのイメージが関連付けられている状況も見られますので、意識的にイメージを改善する対応をしていきましょう。
ご家族全員でのルール作りと一貫した対応が必要ですので、今一度、話し合いながら、こめちゃんに最適な方法を検討してあげて下さい。ボールのレトリーブも上手ですので楽しく遊んで楽しく学ばせることで課題の改善にもつながります。
AM7:00からのクラスには、エマちゃん(ドーベルマン2歳♀)です。課題は、お散歩の引き癖の改善と第三者への吠えやバイクや自転車を追いかける事の修正などです。エマちゃんの場合も、名前を多用し過ぎてしまう事や飼い主さんが無暗にコマンドを出し過ぎてしまい、そのコマンドに従っていないのに誉めてしまったり許可をしてしまったり、時には諦めてしまうようです。「座れ」のコマンドは、エマちゃんには「伏せ」と理解されていますので、飼い主さんの根気強い努力が必要です。
犬種的に、ガードドッグですのでパピー期のフレンドリーさから月齢と共に、警戒心や犬種としての自我の目覚めも出てきます。本来の反応や姿であることを認識した上で、では、自分たちの生活パターンや理想としては、どうあってほしいのか?を考え向き合う事がトレーニングです。本来持ち合わせている性質を飼い主さんが理解し、不足している事を補い、能力の高い面は更に延ばしたり精度を上げる事を考えていきましょう。
現在は、アイコンタクトではなくハンドコンタクトが強くなっていますので、すぐに飼い主さんの手を鼻でツンツンする仕草が強化され、無条件でエマちゃんの要求が叶うような関係です。この関係を続ける限り、エマちゃんが飼い主さんのコマンドを理解し従おうとする服従心は育まれませんので、家庭内のルール作りや将来を見据えた対応を考えてあげて下さい。
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