今日のオビディエンスグループレッスンに参加されたのは、タンゴ君・ローキーちゃん・たんぽぽちゃん・モモちゃん&レティーちゃん・ブルース君&リンゴスターちゃんの5組7頭です。
ブルース君の脚側行進の集中力は、以前よりも維持できるようになってきています。トレーニングの前のストレスの発散などが、その集中力の維持につながります。但し、一定の休息時間も必要ですし同じことの繰り返しでは意味もなくなります。また、単にボールのレトリーブとは言え、ルールを理解させながら行うことは、既にオビディエンスのトレーニングと同じことになりますのでレトリーブの精度を向上させながらオビディエンストレーニングに活かして下さい。脚側停座の位置が、まだ正しいポジションに1度で停座できませんので必ず真っ直ぐに停座させられるように事前の指示を忘れないようにして下さい。
レティーちゃんは、飼い主さんの気持ちの変化に非常に敏感な面を持っていますので、ほんの少しの対応で表現力にも差が表れます。今日は脚側行進の精度を向上させる為の強化トレーニングを中心に行いましたが、正しい姿勢を維持させる為にも指導手としての飼い主さんのコマンドの出し方や誉め方に自信をもって落ち着いた対応を目指してトレーニングをしていきましょう。伏臥の方向性も脚側停座が真っ直ぐになってきていますので、斜めにならずに真っ直ぐに伏臥できるようになってきました。伏臥のトレーニングのバランスが高い為に、最近は立止が1度のコマンドで実行できない場面も見られますのでバランスを考えながらトレーニングをしていきましよう。
たんぽぽちゃんも飼い主さんである指導手の気持ちの変化に敏感です。自信を持ってコマンドを出す場合と、何とか動かそうとする気持ちだけで出す場合ではたんぽぽちゃんの動きや反応が違います。最近は、課目のトレーニング以外でもたんぽぽちゃんへの対応やルールの見直しで指導手への期待感に変化が出ている反面、まだコマンドに対しての抵抗感や無視をする態度なども出ています。しかし、この段階で一喜一憂せずに冷静に対応して無視をしたり抵抗する選択肢を与えずに、実行する選択しを選択させられるような対応を心がけていきましょう。後半の脚側停座の集中の持続と脚側行進のスタートの動きは良くなっています。
ローキーちゃんは、いつもよりテンションが高くスタート時の飛び出しや集中力の維持が、いつもよりも短くなっていましたので脚側行進の姿勢の修正を目的とした分解トレーニングを行いました。脚側停座が、まだハの字のポジションに停座していますので、正しいポジションに修正することと、そのポジションのままで数歩、脚側行進をして、再度、正しいポジションで脚側停座をさせることを繰り返し、右回りの屈折の動きも指導手との距離感を変えずに同調して曲がれるようにするトレーニングを行いました。右回りは、特に指導手との距離間が空いてしまい膨れる傾向がありますので丁寧に屈折の意識を作っていきましょう。
リンゴスターちゃんは、指導手との距離間の遅れの改善とコーナーのスムーズな曲がり方のトレーニングです。遅れに関しては、以前のような極端な遅れはないものの、脚側行進後半での微妙な距離が目立ちます。コーナーの動きに関しては、指導手の足の運び方に工夫が必要ですので、リンゴスターちゃんがスムーズに曲がれて膨らまないような指導手の足の運び方と全体的な動き方を理解して下さい。伏臥の際の脚側停座の位置が、まだスムーズに入れない事や正しいポジションへの停座にはなっていませんので改善をして下さい。
モモちゃんは、モチベーターに対しての意欲の高さから、気持ちが散乱になり集中力に活かしきれていない面がありますが、スタートから5m経過後は、集中力に変化している動きになってきているようです。まだ脚側停座での落ち着きが安定していませんので、脚側停座の集中している時間を延ばしながら脚側行進に活かしていけるようにしていきましょう。課題の招呼はモチベーターレベルを上げてからは、停座で待つことの方が不安定になっていますので、今後は停座と招呼のバランスを考えながらトレーニングをしていきましょう。
タンゴ君は、真っ直ぐに座る事を、再度、強化するポイントトレーニングに取り組んでください。全ての基礎となる停座の姿勢で後脚が崩れてしまう姿勢は、伏臥にも立止にも脚側停座と脚側行進にも影響を及ぼします。ハンドシグナルとトリーツの使い方もリズミカルにタイミングよくステップアップしていかないと、トリーツの取り引きになってしまいますので注意が必要です。ここ最近のコマンドへの反応には、抵抗感や無視をする態度も見えてきていますので日常生活の見直しなども含めて再チェックしていきましょう。
この記事へのコメントはありません。