2019年最初で平成最後の開催となった「with sarada Lodging training in MONTANA」をペンションMONTANAさんにてを開催いたしました。
参加頂いたのは、宇太君&音和ちゃん・ローキーちゃん・ブルース君&リンゴスターちゃん・プーちゃん&モコちゃんの4組7頭です。
初日の朝は雨模様でしたが、徐々にお天気となり暖かなトレーニング日和となりました。MONTANAさんのランも新しいウッドチップで木の香りが気持ちよく飼い主さんも犬たちもテンションが高くなっていました。環境への馴致の時間や他の犬への反応の改善トレーニングを進めながらオビディエンスを中心にしたトライアルゲームからスタートし、ペアごとのオビディエンスのポイントレッスンや待機のトレーニングなどで初日を終えました。夕食と朝食のマナートレーニングは自主性を引出すトレーニングを再確認して頂きました。2日目は、雨からのスタートでしたので室内を利用したノーズワークで新しい環境でのインテリアサーチのセッションを行ないました。
他の犬への反応と無視の導入
特に中型犬以上の犬に対しての拒否反応の強い音和ちゃんは、馴致の段階でローキーちゃんへの意識が強く表れましたので、パーソナルスペースの確認と飼い主さんへの集中と相手を無視することを少しずつ理解させます。犬との距離間と飼い主さんとの距離間を感じさせながらメンタルを落ち着かせることで反応も安定してきます。
オビディエンストライアルゲーム
新しいウッドチップの敷かれたランでのトライアルゲームは基本的なオビディエンスコマンドを活用しオフリードでのタイムトライアルです。
日頃のトレーニングでのコマンドの精度とゲームになった際の精度に、まだまだ差が出ていますので、どのような場面でも、あまり差のないコマンドの実行性や反応速度を目指せるようにしていきましょう。
オビディエンストレーニング
午前のゲームを前提として、午後からのオビディエンストレーニングは現在の課題に対してのペアごとのトレーニングを行いました。
ブルース君は、前回のスクールで行なった脚側停座へのスムーズな移行や集中力の維持が出来ていないために、環境の変化が大きい環境下では、普段以上に精度が落ちてしまいます。レトリーブも、まだ完成されていませんので沢山遊ぶ中にも1つ1つのコマンドを確実に理解させてステップアップして下さい。
リンゴスターちゃんは、環境の変化にも柔軟に対応はできていますが、細かな点の修正である屈折の膨らみやターンの集中力は指導手が、確認をしながら進められるようにして下さい。また、ブルース君も含めて犬側に寄って合わせてしまう脚側行進が目立ちますので改善していきましょう。
ローキーちゃんは、ヒールポジションの精度の向上を中心に行ないました。前回のスクールよりも環境刺激が強いことで正しいポジションでの脚側行進が持続できませんが、現在の刺激レベルを前提としてトレーニングレベルを下げるようにしてステップアップを目指しましょう。刺激の中での呼び戻しのトレーニングは、前回よりもコマンドに対しての反応が安定しています。距離間や刺激に集中している時間によっても精度は異なりますが、飼い主さんの努力も成果として表れているようです。
待機のトレーニングは、他のペアがトレーニングをしている際には、意識して待機の姿勢を取り入れて、「落ち着いていること」を目指します。飼い主さんとの距離間などがとても重要です。
宇太君と音和ちゃんのアテンションの振り分けによるトレーニングは、ブルース君とリンゴスターちゃんのトレーニングをデモとしてみて頂きながら、基本的なコントロールを学んで頂きました。1頭ずつのアテンションを明確にすることは多頭飼いでは、とても便利で有効的なトレーニングですので、是非、継続してステップアップして下さい。
初めての環境下での脚側行進の基礎トレーニングは、現在の指導手の癖である犬に合わせてしまう動きが目立ちました。犬側に寄ってしまう脚側行進は犬の集中力を引出せなくなりますので、注意して下さい。
同じ待機のトレーニングも、違う環境ではどうか?を確認することと飼い主さんとの距離間や犬の自主性を確認しましょう。
プーちゃんは久しぶりのCDⅡの課目トレーニングですが、過去の経験は今でもシッカリと記憶し理解しているようです。刺激の強い中でも集中した脚側行進ができていました。
モコちゃんは、15歳という年齢を感じさせない集中力がありますが、反面、飼い主さんとの距離間が広がると不安になる傾向があります。「待て」の基礎トレーニングをこの年齢になっても丁寧に行なうことで理解が進みます。「お座りでの待て」と「伏せでの待て」の2つの姿勢も動かずに待つことが出来ていました。
ノーズワーク(インテリアサーチ)
2日目の朝のトレーニングは、ノーズワークのインテリアサーチです。
今回はハイドの設定を3箇所にして行ないました。1回目のセッションでは室内対流の難易度が高く、2箇所までの到達でタイムアップになるペアが多く見られました。2回目のセッションでは、対流の流れを理解し始め、3箇所のハイドへの到達ができていました。環境が変わっても犬の嗅覚能力の高さを感じさせてくれるセッションとなりました。
次回のwith sarada 35th Logding training in MONTANAは、2019年6月28日(金)・29日(土)となっております。現在、残り1組の参加枠のみとなっておりますので、皆様のご参加をお待ちいたしております。
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