P/L:シャンティ君

目次

飼い主IQを高める

7カ月を過ぎ、まだまだヤンチャ盛りのシャンティ君。ただ、今まで過ごしてきた時間で様々な事を学習してきています。これは、ニンゲン側にとって都合の良い事も都合の悪いことも等しく学んでいますので、トレーニングを通して、シャンティ君の価値観がニンゲン側にとって都合の良い事と合致するように理解を深めていく事で、お互いにストレスの少ない関係性が成立するようにしていきましょう。しかし、この「合致」を成立させる為には、飼い主さんの犬の動きを読む観察力やコントルールの技術と表現力が必要になります。いわゆる飼い主さんとしてIQを高める事です。
シャンティ君の動きの先を読めるスキルを身に着けることで、今までトレーニングをしていることや今後トレーニングをすることを効率よく伝える事ができるようになりますが、「先を読む」という事は「お膳立てをする」という事ではなく、飼い主さんからのコマンドを優先的に選択するように促せるという事につながります。

ルール作り

他の犬には積極的な動きを見せます。自分よりも小さい相手には、少し反応も激しくなる場面もあるようですので、今までの犬同士の犬社会の社会化の流れだけで、他の犬に対しての接触を無条件にするのではなく、飼い主さんの許可で挨拶ができるようにルール作りを進めていきましょう。

相手の犬が近づいても「お座り」の姿勢を維持できるようになっていることは成長です。今後のステップとしては、この姿勢で飼い主さんを見上げて待てるようになることを目標にしていきましょう。飼い主さんを見続ける事は、とても高度な事ですので、少しでも意識できるかどうか?を確認してください。ここで大切なのは、シャンティ君の自発性です。コマンドを出してアイコンタクトを要求するのではなく、シャンティ君自らが飼い主さんへ視線を向けることが大切。

基本姿勢を意識する

環境刺激が強い場面で、アテンションコマンドを出しても、飼い主さんを見ているのか?見ていないのか?分からないくらい中途半端な視線になると、ついつい飼い主さんがシャンティ君の目の前へ動いてアイコンタクトをしている風な状態で満足してしまいがちです。更に、その状態でトリーツを与えますから、益々シャンティ君は積極的に飼い主さんへ視線を向ける努力はしなくなります。

飼い主さんがシャンティ君に合わせるのではなく、シャンティ君が飼い主さんに合わせる事をトレーニングをしているのですから、飼い主さんは、「前傾姿勢をとらない」「シャンティ君の前へ移動しない」「左手でトリーツを握らない」「左手を動かさい」などのいくつかの癖(習慣)を意識的に改善する必要があります。

このトレーニングで必要なのは、シャンティ君が飼い主さんへアイコンタクトしてお座りをするという理想的な姿勢を選択せざる終えないようにシンプルに対応するだけなのですが、今までは、シャンティ君が進む方向に無意識に着いていく立場の飼い主さんでしたので、この対応ができていませんでした。リードを体から離さずに、シャンティ君の進みたい方向には着いていかず、逆方向に動く事でシャンティ君の意識は自然に飼い主さんに向きます。

遊びの中からコマンドを教える

ボール投げも大好きなシャンティ君。飼い主さんは、「ボールを中々離してくれない」という認識のようでしたが、それはボールを話させる段階の飼い主さんとシャンティ君のやり取りに要因があります。

「Take」=ボールをもってきて。「やめ」=ボールを離す。これも遊びの中から教えられるコマンドです。「Take」は、必ず飼い主さんの手元までボールを咥えて持ってくることを楽しみながら教えて下さい。この遊びの中では、飼い主さんをスルーしてボールをガジガジさせるシチュエーションは作らずに、レトリーブを徹底します。「やめ」でボールを離させる際の、飼い主さんの手の動きが離さない要因ですので冷静に対処しましょう。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次