P/L：レオ君

基礎トレーニングとステップアップ

今日のレオ君のレッスンは、日常の疑問についてのレクチャーと前回のレッスン以降の自主トレーニングの成果の確認と実践トレーニングを行いました。

コマンドの実行性と自主解除への対処

ヒールポジションや伏せのコマンドの理解は進んでいますが、解除までの姿勢の維持が現在の課題です。この課題に要因は、トレーニングの方法やトレーニングを進める上でのレオ君の行動へのフィードバックが分かり易くレオ君に伝わっていない事が考えられます。

ヒールの場合は、ヒールポジションの持続とアイコンタクトの持続を強化しますが、「ヒール」のコマンドに対して、まだ喜求的にポジションに移動できていませんので、トリーツの誘導無しでポジショニングできるようにしていきましょう。この段階で、現在は飼い主さんが根負けをしている事で、イニシアティブは瞬時にレオ君に傾きます。

報酬のタイミングと頻度

コマンドが出ている際の飼い主さんへのアイコンタクトや集中はできるようになっていますが、報酬の与え方やタイミングが姿勢の維持や持続の理解につながっていないようです。「伏せ」のコマンドの際は、伏せている姿勢の維持の際に報酬を与えるように考えて下さい。

「待て」の姿勢と回り込み

「待て」で離れる際も、ヒールポジションの停座の姿勢を維持したまま飼い主さんが戻るまで待てるようにしていく事が基本になります。また、レオ君の元に戻った際の、飼い主さん回り込みの動きも練習してみて下さい。

呼び戻しとヒールポジション

「待て」でシッカリ停座の姿勢を維持できるようになると飼い主さんへの集中が変わります。今までトレーニングをしてきた「ヒヤー」の実行性は安定してきていますので、飼い主さんの元へレオ君が到達したら「ヒール」でポジションを移動させ、呼び戻しのスタイルを確立させましょう。現在は、「ヒヤー」で呼ぶまではOKですが、その後に解放状態になっていますので、必ずヒールポジションに移動させる習慣をつけることで、その段階で報酬を与えられますので、確実に動きを止めることができます。

姿勢の維持は同じ考え方

食事中の「アンダー」は、ご自宅でも時間が延びてきているようです。今後の強化は、トリーツだけに頼らずに姿勢の維持を誉めるようにして延ばしてください。この誉める際も、視線を向けないなどの意識的な改善が必要です。途中でトリーツをあ与える際も、視線を外して与えるようにする事で、飼い主さんの視線がトリーツの出る合図にもなりませんし、出ない合図にもならなくなります。レオ君の観察力を飼い主さんが観察して先を予測できるようにしていきましょう。