環境馴致と基礎トレーニング
今日のえま君のレッスンは、FIELDでの新しい環境に対しての馴致時間の確認や初めて会う第三者への馴致の方法などのトレーニングと、コマンドのトレーニングを行う上での注意点や導入方法などについてのレクチャーと実践トレーニングを行いました。
環境への馴致


第三者への馴致

一般的には、男性よりも女性の方が馴致トレーニングの導入のしやすさがあります。単にトリーツを貰うだけのように感じますが、怖がりな性質の場合は、相手が近づいてくること自体に恐怖を感じますので、えま君が第三者に少しずつ近づくような環境設定が必要になります。また姿勢を正対させずに視線を合わせずに、姿勢を低くして、トリーツを持っている手を動かさずに待つ姿勢が必要になりますので、この条件を初めての第三者にお願いする事は、少し難しくなります。しかし、他の犬が大好きなえま君の場合は、犬を連れている飼い主さんには、近づくことに対しての抵抗感が少ないですから機会を見つけて経験を積ませるようにしていきましょう。馴致が進むと、体勢が正対しても視線が合っても手が上から出てきてもトリーツを怖がらずに食べることができます。トリーツを食べる際も、尻尾の高さ・後肢の位置・食べてからの引き返し行動など、えま君の躊躇が無くなる事が到達地点ですので、飼い主さんの観察力を高めて取り組んでみて下さい。
アテンションと呼び戻し
日頃のお散歩での対応やご自宅での接し方なども今後のトレーニングに活かせるように大切なポイントを飼い主さんが理解をして接していきましょう。


「えま」というアテンションで飼い主さんの元へ戻りお座りをする一連の動きを理解すると、必ずアイコンタクトをして飼い主さんを見上げるようになります。現在のトリーツのタイミングをステップアップして、屋外の刺激の中でもアテンションに対して反応や行動の強化を進めて下さい。


呼び戻しの場合は、飼い主さんに向かっている行動を誉めることが最も大切です。現在は、誉める=撫でるという感覚が飼い主さんに習慣化されていますので、表現力を豊かにシッカリ誉めるようにして下さい。いつもお散歩を頑張っているパパには、なかなか来てくれませんでしたが、パパが良かれと思って行っている対応が、えま君には伝わっていなかった面もありますし、えま君の感じ方が、全く逆の捉え方になっていた面もあるようです。明日からのお散歩では、えま君がパパを尊敬し頼れる存在となれるように、現在のえま君のメンタル面の理解をしてあげるようにして下さい。
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