P/L：cocoちゃん

コマンドの基礎トレーニングとステップアップ

今日の、cocoちゃんのレッスンは、前回のレッスンの復習とステップアップなどの実践トレーニングを行いました。

パターン化による先読み

前回のレッスンでは、「立止」のトレーニングを行ない、ステップアップをしました。自主トレーニングでヒールポジションから「伏せ」と「立止」のコマンドも声符のみでできるようになっている事は、トレーニングの成果です。

ただ、このトレーニングをパターンで進めることで、cocoちゃんの先読み行動が頻発し、コマンドを出していなくても同じような行動を行うようになっています。トレーニングの導入段階で、パターンで理解させることは犬には分かり易くステップがスムーズに進む場合もありますが、コマンドを理解した時点で、パターンを外すことで、より集中力が強化されるのですが、飼い主さんとしては、パターンでもコマンドを実行している事に視点をおいてしまうと、いつしか、犬の行動にニンゲンがコントロールされてしまう事となります。

誉める意味と報酬のタイミング

また、行動のパターン化と同時に、飼い主さんの誉め言葉とトリーツのタイミングもパターン化してしまう事が考えられます。１つ１つの行動に連続強化で１回の報酬というパターン化は、姿勢の維持と解除のコマンドの理解を深める事を阻害してしまいます。誉める意味を理解して、あまり報酬を与える事だけを考えないように進めることで、次のステップへの切っ掛けになりますので、まずはヒールポジションの維持をトレーニングしてみて下さい。